飲まない薬

「医師がのまない薬」を処方されないためには?

医師の家族だったらどうする?

 医師もひとりの人間であり、病院も先立つものがなければ立ち行かない。彼らの事情は充分に理解できるが、かといって「医師がのまない薬」を処方され続けるのは御免こうむりたいもの。どう働きかければ避けられるのだろうか。

B子「やはり単刀直入に聞くのがいちばんいいんじゃないでしょうか。聞きづらい空気があるのはわかりますが、『なぜこの薬を?』とストレートに聞くべき。それで不機嫌になるようなら、医師を変えた方がいいでしょう。また、なるべくならその病気の専門医に診てもらった方がいい。薬の知識も期待できます」

D美「『先生の家族だったら、この薬をのませますか?』と投げかけてみるのもアリ」

C彦「その聞き方はいいですね。そのとき、薬のデメリットも隠さず、どんな効果を狙って処方しているのかなどを含めて説明してくれる医師は信頼できますね。ただ、聞くときに上からの物言いではなくマイルドにしてほしいな、とは思います(笑い)」

D美「医師も人間だから、患者の態度やコミュニケーションの取り方で対応はどうしても変わってきてしまいます」

B子「たしかに、最初からけんか腰で来られたり、いきなりボイスレコーダーを回されたりすると本音を言いづらいし、警戒しちゃいます。逆に、信頼関係ができた患者さんには、細かく配慮したくなる」

 まさか、こんな裏事情があったとは—無論、のむべき薬をはなから否定して病状を悪化させるのは困りものだが、「医師が処方する薬だから大丈夫」と信じ切るのも大問題。違和感があれば、薬のセカンドオピニオンを考えた方が賢明だろう。

※女性セブン2022年2月17・24日号

「自分ではのまないのに患者に出す薬」リスト

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