(写真/Getty Images)

夕食は高タンパク低カロリーなものを(写真/Getty Images)

「夜起きる」生活でもいい

 太陽の昇る時間に起床し、日が沈んだら休息するのがいちばん︱そう思ったかもしれないが、最新の研究では、そうとは限らないとわかってきている。

「起床時間が遅い人でも、しっかり遮光して、目覚めたらすぐにカーテンを開けて太陽の光を浴び、1時間以内に食事するという生活を規則正しく続けていたら、それは『朝型』の生活といえます。光と食事の時間がコントロールできていれば、起きる時間と寝る時間が一般的でなくても、体内時計をリセットできると最新の研究で明らかになっています」(大池さん)

 つまり、夜勤が続く人なら、昼夜逆転の生活スタイルに固定しても構わないということ。

 注意すべきは、夜型から朝型に変わりたくても、瞬時になれるわけではないことだ。

「体内時計を切り替えるとき、朝型から夜型に変わるのは2日くらいで慣れます。逆に、夜型から朝型に変わるのは1週間以上かかる。正しいリズムに戻したいと思って早めに寝ても、体内時計に支配されているので、なかなか寝つけないものです。毎日数分ずつ寝る時間を早めていくなど、地道に試すしかありません」(柴田さん)

 ライフスタイルは人それぞれ違う。起床時間、就寝時間は自分が最も生活しやすい時間に設定し、それを規則正しく守れば問題ない。

 ただし、夜ふかしや寝坊が続くと、みるみるうちに体内時計が狂い、健康も犠牲にする。そして、それを戻すのは容易ではないと肝に銘じておきたい。

※女性セブン2022年3月10日号

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