(撮影:山崎力夫)

SNS時代ならではの繋がりも

「公認よりも“マインドジャック”が重要」

──松本さんはJPさんのモノマネを公認しているのでしょうか?

JP:公認はしていないですね。松本さん自身が『ワイドナショー』で「JPのことは絶対に公認せえへんからな!」「あいつのモノマネで俺はヘルペスができるわ」とか仰ってますから(笑)、公認は無理だと思います。

──松本さんにモノマネを公認してほしいという思いはありますか?

JP:本音を言うと公認していただかなくてもいいと思っています。近づきたいけど近づきたくない人なんですよ、松本さんは。できれば遠くで見ていたい存在です。それと“公認”という言葉がそもそも一昔前のものだと思っていて、モノマネ界だけ時間が止まっちゃってる感じがあるんですよね。

(撮影:山崎力夫)

公認をもらうより大事なことがある

 結局は人のふんどしで相撲を取っているわけだから、公認も非公認もないなと。それよりも“マインドジャック”の方が重要です。好きな人の考え方や思考を乗っ取って、自分なりに表現していければいいかな。ゴールを設定するなら公認をもらうことよりもいかにマインドジャックできるかですね。

──JPさんはモノマネ芸人として19年間活動されていますが、特に大変だったことについて教えていただけませんか。

JP:大量にありますよ(笑)。その中で一つ挙げるとしたら……、まだテレビに全然出ていない頃の話ですけど、ショーパブで働いていると関西の人がよく来るんです。「俺はお笑いにうるさいで! ダウンタウンで育ってるからな!」みたいな、松本さんの熱狂的なファンが来ることが多いんです。僕が松本さんのモノマネをやっていると言うと、敵意を剥き出しにされてしまう。それがなかなか苦労しましたね。ちゃんとモノマネを披露すると「へー、めっちゃ似てるな」とか言ってくれて笑ってくれます。

(撮影:山崎力夫)

ショーパブが主戦場だった

 

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