キラっとした名前が多い(写真は佐倉侠史朗選手/撮影/藤岡雅樹)
出場選手ではないものの、珍しい苗字といえば、大野の恩師である大島の塗木(ぬるき)哲哉監督だ。「塗木」という苗字は、大日本帝国陸軍の特攻基地があったことで知られる鹿児島県南九州市知覧町郡に多く、現・南九州市の市長もこの苗字という。
第94回選抜高校野球大会は、昨年12月に就任した日本高等学校野球連盟の新会長の「励ましの言葉」で幕を開ける。8代目となる新会長は、京都大学の教授で、同大硬式野球部の監督を経験している寶馨(たから・かおる)氏だ。甲子園という巨大な宝箱の中で、ダイヤの原石たちが今年も躍動する。
■取材・文/柳川悠二(ノンフィクションライター)
活躍に期待(撮影/藤岡雅樹)