ショパールの銀座ブティックをあとにした小室さん(2018年)
その日、同ブティックでは、スイス本社の社長がトークショーを行っていた。小室さんは当時、パラリーガル(法律事務員)として勤めていた法律事務所の外国人上司の補佐役として訪れていた。
「参加者は25人ほど。トークショーのあとにはシャンパンやワインも振る舞われました。小室さんもシャンパングラスを片手に、1本100万円はくだらない高級時計を見て回っていました。トークショーを行った社長とも挨拶をしていたようです」(参加者)
小室さんの母・佳代さんは、海外セレブ雑誌を愛読していたという。小室さん自身、私立の音楽大学附属の小学校から、中高はインターナショナルスクールに通い、国際基督教大学を卒業。上述したようなセンスあふれる「海外ブランド志向」はそういった環境で育まれたのかもしれない。
だが、宮内庁関係者はこう語る。
「すでに眞子さんは降嫁した身で、形式的には”民間人”です。しかし、皇族として生まれ育った過去までなかったことにはできません。夫である小室さんの海外ブランド志向には、少々不安を覚えてしまいます」
海外ブランド志向と皇室の伝統は、似つかわしいものではないからだ。
「かつて昭和天皇は、外国製の時計を自慢気にしている人に対して、“私の時計は国産だけど、狂わないよ”とおっしゃったことがあります。皇族が国産品を使うことで、当時西洋から遅れを取っていた国内産業を奨励する意味合いがあったと言われています。それほど皇族方は、“日本のため”という理念を持って日常生活を送られてきた。その姿勢は現在も受け継がれているはずです」(皇室ジャーナリスト)
世界からも注目されるようになった小室さんの姿。故郷である日本のブランドも華麗に着こなしてほしい。