昨年末、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)に出演し、大分県別府市に移住したことを明かした中島知子。大分とは縁もゆかりもない彼女が地元から愛されるようになったのはなぜか──。その理由を探るため、大分の人気情報誌『月刊・シティ情報おおいた』の創刊編集長だった早水浩二氏と、低音で響く声が「大分の福山雅治」と称されるタレント・ミュージシャンの大野タカシ氏を招いて語り合った。
早水:そもそも、なんで移住先に大分を選んだの?
中島:もともと温泉が好きで仕事はもちろんプライベートでもあちこち行ってたんですよ。なかでも大分は温泉の数も泉質も様々で別格でした。それで、「毎日入りたい」と思って移住したんですよね。
大野:大分は本当にどこにでも温泉があって、公衆浴場数も約400軒と全国トップクラスですからね。
中島:東京や大阪じゃありえない話ですけど、大分では無料で入れる所や入場料100円の浴場もあってすごいです。こっちに来て「マイ桶」を買いましたよ。
早水:マイ桶は大分県民の必需品やから(笑)。
中島:早水さんは情報誌を編集されていましたが、「大分の魅力」を改めて語るとすると、どうですか?
早水:なにより「食」が豊かだよね。実は鶏肉の消費量が宮崎より多いし、干し椎茸も生産量が日本一。ただ特産の「かぼす」は宮崎のマンゴーやなんかに比べると認知度は低い。なんせアピール下手だから(笑)。
大野:その通り! 大分には自称“宮崎県のセールスマン”こと東国原英夫さんのようなスポークスマンがいないんですよね。
中島:深津絵里さんも大分県出身で芸能界デビュー前に『月刊・シティ情報おおいた』に載ったのが、“芸能界デビュー”だったんですよね?
早水:そんなこともあったなあ~、懐かしい。彼女は大分の子とは思えないほど凄いオーラがあったよ。
大野:でも最近はやっと、大分市出身の指原莉乃さんが売れて、市の観光大使としてアピールしてくれるようになりましたよね。