そもそも「食べすぎ」の人も多い。何をどれだけ食べたか書き出してみよう(写真/GettyImages)

そもそも「食べすぎ」の人も多い。何をどれだけ食べたか書き出してみよう(写真/GettyImages)

「特におすすめなのは少量のスパイスに白湯50〜100mlを加えて作る『スパイス白湯』です。朝起きてから朝食までの間など、空腹時に飲むのが効果的です。食べ物が入っておらず空っぽの小腸や大腸壁はスパイスの健康成分をスムーズに吸収し、体内の活動を活発化させます。

 体温を上げて脂肪燃焼につながるのはもちろん、クミンなら便秘解消、シナモンなら冷え症や肌のくすみの改善などスパイスの持つさまざまな効能を実感できます。小腹が空いたときには、ターメリックに牛乳や豆乳を混ぜ合わせ、電子レンジで温めてはちみつをひとさじ垂らす『ターメリックホットミルク』も試してみてほしい。内臓を温めて代謝を上げる効果があるうえ、満腹感も得られます」

“足しすぎ”が肥満体を作る

 ランキングを参考に、冷蔵庫にちょい足し用の食品やスパイスを常備してみてほしい。しかし、“足しすぎ”には要注意だ。

「ランキング内の食品を普段のメニューに足しつつ、慣れてきたら炭水化物や脂質の量を徐々に減らしていくことを目標に調節しましょう。また、とうがらしやこしょうなど、ちょい足し食品には刺激の強いものも多いので、摂りすぎには要注意。体調の変化に気を配りながら行ってください」(佐々木さん)

 あきこクリニック院長の田中亜希子さんも、声を揃える。

「確かにやせやすい食品を足すことは大切ですが、そもそも多くの人は食べすぎている。実際に自分が“何を、どれだけ食べたか”を書き出してみると、思っている以上に食べていたことに気づくはず。まずは摂りすぎを見直して減らしつつ、“ちょい足し”を実践するのがいいでしょう」

 いつもの食事を見直して上手に足し引きをし、 “薄着の夏”に備えよう。

写真/アフロ、ゲッティイメージズ、ピクスタ

※女性セブン2022年4月21日号

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