ライフ

ダイエット成功のカギは「いかに足すか」 常備すべき食品&スパイスとは

(写真/アフロ)

スパイス“ちょい足し”でみるみるやせる!?(写真/アフロ)

「ダイエット中だから、一食抜こう」「いつものメニューから一品少なくしよう」──よかれと思った行動が、あなたを太らせる。いま、やせる体を作れるカギは、いかに「足す」か。この夏は堂々とノースリーブや水着を着たいあなたに送る、常備すべき食品&スパイスのリストをお届けする。

 コートを脱いで、シャツやトレーナー1枚で出かけられる季節がやってきた。しかし、ウキウキしながら外に出たものの、ショーウインドーに映った自分の姿に愕然としたという声は少なくない。実際、製薬会社のピップが2022年3月に発表した調査によれば、約6割の女性が冬を経て体重が増加したと感じているという。

 ノースリーブで過ごす夏になるまでにやせたい──その一念でいまからダイエットを始める人は多いが、やり方を間違えればさらに体重を増やす結果になりかねない。秋葉原駅クリニック医師の佐々木欧さんが言う。

「散見されるのは、極端な食事制限をして失敗するケースです。“食べてはいけない”という制約と強い空腹感がストレスを生み、長続きしないどころか過食の原因になることすらある。大切なのはむしろ、体にいい食品を選んでしっかり食べること。普段の食事内容を見直し、足りない栄養素を足したり置き換えたりすることがダイエット成功の鍵を握るのです」

 これまで1000人以上を減量に導いてきた長野松代総合病院消化器内科・ダイエット科部長の前川智さんもこう指摘する。

「肥満や糖尿病に悩む人の食生活を数多く見てきましたが、減量に成功するのは、やせやすい食品をうまく食卓に取り入れることができたとき。私が行っている食事療法でも効果的な食材の“ちょい足し”を実践しています」

 では、どんな食品をどう加えればスムーズにやせることができるのか見ていこう。

【以下、20人の「食と健康の専門家」に「ダイエットに最適なちょい足し食品」を挙げてもらい、1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として集計。5点以上を獲得した食品を掲載した。 浅野まみこさん(管理栄養士)、石原新菜さん(イシハラクリニック副院長)、磯村優貴恵さん(管理栄養士)、市野さおりさん(看護師/アロマセラピスト)、大平美弥さん(スパイスライフアドバイザー)、金丸絵里加さん(管理栄養士)、岸村康代さん(フードプランナー/管理栄養士)、工藤孝文さん(みやま市工藤内科院長)、黒田愛美さん(医師/アスリート)、佐々木欧さん(秋葉原駅クリニック医師)、清水加奈子さん(管理栄養士)、高橋怜奈さん(東邦大学医療センター大橋病院婦人科医)、田中亜希子さん(あきこクリニック院長)、田中優子さん(田中病院院長)、中沢るみさん(管理栄養士)、福田千晶さん(医学博士)、藤岡智子さん(栄養士/フードライター)、前川智さん(長野松代総合病院消化器内科・ダイエット科部長)、矢澤一良さん(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所)、渡辺信幸さん(こくらクリニック院長)】

カプサイシンで脂肪が消える

 最も多くの票を集めた「とうがらし」とそれに続いた「しょうが」はいずれも体を温める食品として知られている。みやま市工藤内科院長の工藤孝文さんが言う。

関連キーワード

関連記事

トピックス

独走でチームを優勝へと導いた阪神・藤川球児監督(時事通信フォト)
《いきなり名将》阪神・藤川球児監督の原点をたどる ベンチで平然としているのは「喜怒哀楽を出すな」という高知商時代の教えの影響か
週刊ポスト
容疑者のアカウントでは垢抜けていく過程をコンテンツにしていた(TikTokより)
「生徒の間でも“大事件”と騒ぎに…」「メガネで地味な先生」教え子が語った大平なる美容疑者の素顔 《30歳女教師が“パパ活”で700万円詐取》
NEWSポストセブン
ロッテの美馬学投手(38)が今シーズン限りで現役を引退することを発表した(時事通信フォト、写真は2019年の入団会見)
《手術6回のロッテ・美馬学が引退》「素敵な景色を見せてくれた」国民的アニメの主題歌を歌った元ガールズバンド美人妻の想い
NEWSポストセブン
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)
「高市早苗氏という“最後の切り札”を出すか、小泉進次郎氏で“延命”するか…」フィフィ氏が分析する総裁選の“ウラの争点”【石破茂首相が辞任表明】
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン