▼スクロールで次の画像

「莉子は記憶力がめちゃくちゃよくて、ここにある絵本、ほとんど覚えて音読してました。ことわざかるたを買って1週間くらいたった時、僕が仕事から帰ったら真菜が『莉子が全部覚えた!』って興奮してるんです。『そんなわけないじゃん』って信じなかったら『じゃあ試しにやってみて』と言うので『じゃあ莉子ちゃん、ふくろの・・・・・・?』って聞くと、『ねずみ』。『やまいは・・・・・・?』『きから』って。驚きました」

「莉子は記憶力がめちゃくちゃよくて、ここにある絵本、ほとんど覚えて音読してました。ことわざかるたを買って1週間くらいたった時、僕が仕事から帰ったら真菜が『莉子が全部覚えた!』って興奮してるんです。『そんなわけないじゃん』って信じなかったら『じゃあ試しにやってみて』と言うので『じゃあ莉子ちゃん、ふくろの・・・・・・?』って聞くと、『ねずみ』。『やまいは・・・・・・?』『きから』って。驚きました」

事故から3年を前に、家族3人が暮らした自宅で取材を受けてくれた松永拓也さん。

事故から3年を前に、家族3人が暮らした自宅で取材を受けてくれた松永拓也さん。

誕生日プレゼントだったおままごとキッチン。「莉子は『やったあ!』って喜んで、もう毎日これで遊んで、おもちゃの料理を僕にも作ってくれました。真菜は料理が上手で、おやつも毎日手作りしていたので、莉子は一緒に手伝ったりしていて興味があったんでしょうね」(松永さん)

誕生日プレゼントだったおままごとキッチン。「莉子は『やったあ!』って喜んで、もう毎日これで遊んで、おもちゃの料理を僕にも作ってくれました。真菜は料理が上手で、おやつも毎日手作りしていたので、莉子は一緒に手伝ったりしていて興味があったんでしょうね」(松永さん)

事故の8日前に描かれた莉子ちゃんの絵は壁に貼られたままだ。

事故の8日前に描かれた莉子ちゃんの絵は壁に貼られたままだ。

「H31.4.11(3才3か月)水族館で見たカメ」と書き添えられている。「真菜は毎回、こうやって記録して、『上手上手!』って褒めて貼り出していました。莉子の自己肯定感を高めるとか、そんな教育的な考えがあったんじゃないでしょうか」

「H31.4.11(3才3か月)水族館で見たカメ」と書き添えられている。「真菜は毎回、こうやって記録して、『上手上手!』って褒めて貼り出していました。莉子の自己肯定感を高めるとか、そんな教育的な考えがあったんじゃないでしょうか」

水族館で楽しんでいた莉子ちゃん。帰ってからカメを描いた。

水族館で楽しんでいた莉子ちゃん。帰ってからカメを描いた。

「真菜は僕にないところ、いいところを全て持っている。真菜からしたら『いや、私のないところをタクは全部持ってる』と言ってくれていたんですけど。僕は真菜のような愛情深い人間ではなかったし、彼女の生き様、その愛を無駄にしたくないんです」

「真菜は僕にないところ、いいところを全て持っている。真菜からしたら『いや、私のないところをタクは全部持ってる』と言ってくれていたんですけど。僕は真菜のような愛情深い人間ではなかったし、彼女の生き様、その愛を無駄にしたくないんです」

結婚式は真菜さんの地元の沖縄で行った。「これはその時のメインキャンドルですね。結婚式はめちゃくちゃ楽しくて、いつか第2結婚式またやろうね、なんて真菜と話していたんです」

結婚式は真菜さんの地元の沖縄で行った。「これはその時のメインキャンドルですね。結婚式はめちゃくちゃ楽しくて、いつか第2結婚式またやろうね、なんて真菜と話していたんです」

「2016年の結婚記念日、11月4日に、ウェディングアニバーサリーで真菜にプレゼントした手作りの写真集です。当時、まだ若くて金銭的にも厳しかったからできるだけ倹約して。100均で材料揃えて、真菜が寝た後に起き出してプリンター出して印刷して、マスキングテープ貼って・・・・・・・。こんなことやっていたの、ちょっと気恥ずかしいですね」

「2016年の結婚記念日、11月4日に、ウェディングアニバーサリーで真菜にプレゼントした手作りの写真集です。当時、まだ若くて金銭的にも厳しかったからできるだけ倹約して。100均で材料揃えて、真菜が寝た後に起き出してプリンター出して印刷して、マスキングテープ貼って・・・・・・・。こんなことやっていたの、ちょっと気恥ずかしいですね」

真菜さん、莉子さんの命を無駄にしない、という強い思いが、松永さんが行動する原動力になっている。

真菜さん、莉子さんの命を無駄にしない、という強い思いが、松永さんが行動する原動力になっている。

関連記事

トピックス

イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
「一体何があったんだ…」米倉涼子、相次ぐイベント出演“ドタキャン”に業界関係者が困惑
NEWSポストセブン
「LUNA SEA」のドラマー・真矢、妻の元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《大腸がんと脳腫瘍公表》「痩せた…」「顔認証でスマホを開くのも大変みたい」LUNA SEA真矢の実兄が明かした“病状”と元モー娘。妻・石黒彩からの“気丈な言葉”
NEWSポストセブン
世界陸上を観戦する佳子さまと悠仁さま(2025年9月、撮影/JMPA)
《おふたりでの公務は6年ぶり》佳子さまと悠仁さまが世界陸上をご観戦、走り高跳びや400m競走に大興奮 手拍子でエールを送られる場面も 
女性セブン
《未払い賃金は300億円以上か》スキマバイトの“企業側キャンセル問題”で食い違うタイミーと厚労省の見解 タイミー側が過去の休業補償を「支払わなくていい」と主張するロジック
《未払い賃金は300億円以上か》スキマバイトの“企業側キャンセル問題”で食い違うタイミーと厚労省の見解 タイミー側が過去の休業補償を「支払わなくていい」と主張するロジック
マネーポストWEB
起死回生の一手となるか(市川猿之助。写真/共同通信社)
「骨董品コレクションも売りに出し…」収入が断たれ苦境が続く市川猿之助、起死回生の一手となりうる「新作歌舞伎」構想 自宅で脚本執筆中か
週刊ポスト
インタビュー時の町さんとアップデート前の町さん(右は本人提供)
《“整形告白”でXが炎上》「お金ないなら垢抜け無理!」ミス日本大学法学部2024グランプリ獲得の女子大生が明かした投稿の意図
NEWSポストセブン
女性初の総理を目指す高市早苗氏(写真/共同通信社)
「『男よりも男らしい』と言われて喜ぶタイプ」高市早苗氏は女性初の総理大臣になれるのか? その課題と現在地、小池百合子都知事との共通点も 
女性セブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ハワイ別荘・泥沼訴訟を深堀り》大谷翔平が真美子さんと娘をめぐって“許せなかった一線”…原告の日本人女性は「(大谷サイドが)不法に妨害した」と主張
NEWSポストセブン
須藤被告(左)と野崎さん(右)
《紀州のドン・ファンの遺言書》元妻が「約6億5000万円ゲット」の可能性…「ゴム手袋をつけて初夜」法廷で主張されていた野崎さんとの“異様な関係性”
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)の“過激バスツアー”に批判殺到 大学フェミニスト協会は「企画に参加し、支持する全員に反対」
NEWSポストセブン
どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン