アシックス広報部に聞くと「イベントの場所は、海外のトップ選手が参加しやすい場所ということで選ばれました。まず世界のトップの選手に同モデルを履いてもらい、記録を出してもらうということを優先しました。発売時期は、世界陸上の直前であることや(夏が本番の)トライアスリートにも人気ということもあり、決定しました。市民ランナーの方からさまざまな意見が出る発売となったことは、心苦しいことでもあります」と話す。
国内のランナーからすれば使いやすいシーズンに新作が発売されることが望ましいところだが、同社の様々な戦略上、このタイミングでの発表となったようだ。
新作厚底をめぐっては、4月中旬のボストンマラソンでケニア勢が試作品を使用したもののいまだ公式発表のないナイキの新型が控えている。ナイキの牙城を崩そうとするアシックスの戦略は吉と出るか。