ライフ

ガーデニング初心者が陥りやすい失敗は「水のやりすぎ」 病気&害虫にも注意

うどんこ病

白いカビ(糸状菌)が発生して葉や茎が小麦粉をふりかけたようになるうどんこ病。変色部を切除するか、殺菌効果のある薬剤を噴霧して対処する(写真/アース製薬提供)

 巣ごもり需要で観葉植物や野菜などを育てる“土いじり”が人気を呼んでいる。100円ショップで手間いらずのキットが発売されるなど、植物栽培が始めやすくなったことも一因のようだ。では、ガーデニング初心者はどんな点に注意すればいいのか。

 せっかくガーデニングを始めても、枯らしてしまうミスをどう防ぐかが気になるところだが、「初心者の失敗で多いのは、水のやりすぎ」とアース製薬ブランドマーケティング部・浜口唯衣さんは言う。

「土が湿った状態が続くと植物は根腐れしてしまいます。毎日でなく、土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらい水やりをするのがおすすめです」(浜口さん・以下同)

 次に気になるのが草花や野菜の病気だが、よく見られるのがうどんこ病だという。

「変色部分の葉を取り除くか、うどんこ病に効果のある薬剤をまいてください。変色したのが野菜の場合は、幅広い病害虫に効果がある『野菜うまし』が、花の場合は花に発生しやすい病気や虫に効く『花いとし』がおすすめ。成分が気になるかたは効き目はマイルドだが食品原料由来で安心な『ロハピ』も便利です」

 また害虫で多いのが、花ならハダニ、野菜はアブラムシ。

「ハダニが少数なら水をかけて撃退できますが、増えると葉が吸汁され白っぽく変色するので、先に紹介した『花いとし』などの薬剤を早めに散布すると安心です。野菜の新芽や葉から汁を吸うアブラムシには、大量発生する前に『野菜うまし』などを早めに散布しておくといいでしょう」

 このほか、バラの黒星病や、観葉植物のキノコバエも下記の花用薬剤で対処可能だ。

 また、生理障害で要注意なのが、トマトの尻腐れ症だ。

「これは実のお尻が徐々に黒くなるもの。実がなり始める頃にカルシウム分の入った肥料をあげるといいですよ」

 病気などには、原因や予防法、対処法を知って備えよう。

取材・文/北武司

※女性セブン2022年5月12・19日号

 

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト