芸能

歌手デビューの佐藤浩市「原田芳雄さんの唄を次の世代につなげていきたい」

佐藤浩市

初アルバム『役者唄 60 ALIVE』を発表し歌手デビューした佐藤浩市

 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で上総広常が非業の死を遂げた直後から、SNSでは「#上総介を偲ぶ会」が立ち上がり、いまだに「上総介ロス」という人もいるという。演じたのは、佐藤浩市(61才)。昨年末には歌手デビューを飾り、最新出演作である映画『20歳のソウル』も公開になるなど、60才を過ぎたいまも、新たな活動の場を広げ、注目を集め続けている。そんな佐藤に歌手活動について聞いた。(全4回の4回目。第1回から読む)

 役者業の傍ら、現在、佐藤は歌手としての活動も精力的に行っている。俳優デビュー40周年を超え、61才を迎えた自身の誕生日にあたる2021年12月10日に、キャリア初のボーカル・アルバム『役者唄 60 ALIVE』を発表し歌手デビューを飾ったのだ。

 といっても、歌い始めたのは10年前の2012年。『赤坂BLITZ』(東京・赤坂)で行われた、『原田芳雄メモリアルライブ』で初めてステージに立って歌ったのだという。

「まさか自分が人前で歌うなんて思ってもいなかったんですけどねぇ。

 ただ原田さんの歌うブルースを聴いてカッコいいなと思っていたし、原田さんに“お前も歌えよ、気持ちいいから”ってすすめられてもいたんです。その後、原田さんが亡くなって追悼ライブをやるから、お前も出ろと誘われて。そこからですね」(佐藤・以下同)

 以来、江口洋介、宇崎竜童、寺尾聰、木梨憲武、吉田栄作、小澤征悦といった音楽仲間とともに定期的にライブハウスで唄を披露してきた。満を持して、還暦記念にアルバムを?と聞くと、

「なんかそういう流れになって。でもコロナがいちばん大変なときだったから、“いまじゃない”と思って、見送ろうとしていたんですよ。そんな矢先に、関係者から原田さんの曲を中心にしたらどうか?という提案があって、心がグラグラっと……」

 と、少し微笑み、話を続ける。

関連キーワード

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン