お揃いの黒いキャップを目深に被り、大きなマスクで顔を隠した2人の女性が、都内の高級中華料理店のエントランスに姿を見せた。夕食を終えたところなのだろう、店の支配人に見送られた2人は軽く会釈を返し、陽が落ちて肌寒い風が通る、5月中旬の週末の夜道を足早に歩く。
小声で会話をしているのか、お互いの帽子のツバが触れ合うぐらいに顔を寄せ合ったかと思うと、1人がおもむろに他方の腕を取り、ギュッと絡ませる。“仲がよい”という以上の距離の近さだ。小柄で華奢な体形は瓜二つ。歩く姿勢も、歩幅も、帽子の下にのぞく目の印象も、まるで生き写しのように似ていた。
浅田真央(31才)と浅田舞(33才)。日本で最も有名なアスリート姉妹と言ってもいい2人は、その夜も、妹が長く暮らしているマンションに一緒に帰っていった。家賃は約80万円。リビングとダイニングを合わせて20畳以上の広々とした部屋だが、間取りは“単身者用”の1LDK。姉妹とはいえ2人で暮らすには違和感がある。姉妹の知人が明かす。
「もともと、真央さんがひとりで住むために借りた部屋のようです。最近になって、舞さんもそこでほぼ一緒に暮らすようになったようです。“同居状態”といいますか、それはかなり急なことだったそうです。真央さんがひとり暮らしのさみしさから呼び寄せたのか、舞さんが転がり込んだのか……。姉妹だから仲がよいのは当たり前でしょうけど、“奔放な舞さん”に影響されないか、周囲には心配している人もいるようです」
最近の舞の活動は、インスタグラムやYouTubeなどがもっぱらだ。そんな状況にあって、急に始まった真央と舞の姉妹同居。最近の真央は、新たなアイスショーの準備に余念がなく、早朝から関東近郊のスケートリンクで練習を重ねているという。一方の舞はゴールデンウイーク中の5月5日、朝早くある場所に向かっていた。
「都心の繁華街の外れにあるパチンコ店で朝イチからスロットを打っていたら、深々とキャップを被ったスタイルのいい女の子が店内をウロウロしていました。サラリーマンやオジサンが多い街なので、すぐに目を引きましたよ。紙袋でスロット台の場所取りをしつつ、ほかの台を熱心にのぞき込んでいた。よく顔を見ると、あの浅田舞さんだったので驚きました。髪もはねていたし、化粧っ気もなかったので、急いで打ちに来たのかもしれませんね。
しかもなかなかの“打ち筋”で、いくつか台を変えながら、コンスタントに当たりを出しているようでした。朝から夕方ぐらいまでスロット台やパチンコ台を行ったり来たりしていたので、6時間ぐらいは店にいた」(居合わせた客)