最後のお別れに向かったという百恵さん

最後のお別れに向かったという百恵さん

 しかし、親族以外にも小田さんとの最後の別れに駆けつけた人物がいた。1人が和田だ。和田は5月14日、ラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で、小田さんとの関係について「10代でデビューしていままでですから。よくしてもらっていて……」と声を震わせた。

「小田さんの奥様が『アッコちゃんは……』とおっしゃってくださったそうで、和田さんは、葬儀で最後のお別れができたのだとか。和田さんのショックは大きく、歴代のマネジャーらと小田さんの思い出話をしては、故人をしのんでいるそうです」(テレビ局関係者)

交際、結婚も小田さんに相談

 和田以外にも、最後のお別れに向かった人物がいる。それが、三浦友和(70才)夫妻だった。

「小田さんの百恵さんへの思い入れは本当に強かった。暗く、笑わなかった彼女をあそこまで伝説のアイドルにしたのは、小田さんの愛があってこそです。

 また彼は、ホリプロの前は友和さんの所属事務所にいたのです。友和さんと百恵さんの交際のきっかけになったとされる1974年公開の映画『伊豆の踊子』では、友和さんの事務所社長や小田さんが“百・友共演”をお膳立てしたのではないかという噂もあったほどです。そういった意味では、小田さんは三浦夫妻のキューピッド的存在でもあるんです」(別のテレビ局関係者)

 その小田さんがデビュー当初から才能を見抜き、手塩にかけて国民的スターに育て上げたのが百恵さんで、2人は深い信頼で結ばれていたという。『山口百恵 赤と青とイミテイション・ゴールドと』などの著書がある評論家の中川右介さんが語る。

「1978年頃、百恵さんが事務所から独立するのではないかという話があったんです。そのときに相談に乗ったのも小田さんです。小田さんも一緒にホリプロをやめて独立するという噂すらありました。音楽性を追求していた百恵さんは、沢田研二さんのように自分専用のバンドを持つことを願っていました。ですが、なかなか周囲には取り合ってもらえませんでした。そんな彼女の気持ちを受け止め、説得し、独立を止めたのが小田さんでした」

 百恵さんが最初に交際や結婚の相談をしたのも、やはり小田さんだったという。

「1979年春の時点で、百恵さんは友和さんとの結婚の意思を固めていたのですが、まず小田さんに相談していたそうです」(前出・中川さん)

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