芸能

人気YouTuberの“仕掛け人”Guild高橋将一代表 宮迫博之の復活プロデュース秘話「牛宮城はガチ」

当初「牛宮城」に反対していたという高橋社長(写真/小倉雄一郎)

当初「牛宮城」に反対していたという高橋氏(写真/小倉雄一郎)

 闇営業騒動でかつての所属先である吉本興業から契約解除され、一時は窮地に陥った「雨上がり決死隊」の宮迫博之(52)。その後、チャンネル登録者数137万人(5月23日時点)を超えるYouTuberとして人気を博しているのは周知のところだ。

宮迫の復活劇を陰でプロデュースしたのが、ヒカルやひろゆき氏などYouTuberのサポートなどを手がける株式会社Guild(ギルド)の代表取締役・高橋将一氏(34)だ。宮迫を迎え入れるにあたり、社内では「大手芸能事務所に楯突くことになるのではないか」と懸念する声もあった。それでも高橋氏が「宮迫さんはキーパーソンだ」とこだわった理由とは? そこには、未来のYouTubeビジネスを見据えた壮大な構想があった。

宮迫の生き残りが、新しい市場に直結する

 高橋氏は「社内で反対の声もあったんですが、僕はどうしても“YouTuber宮迫博之”のプロデュースがやりたかった」と語る。反対する人間たちは、“大手芸能事務所とケンカ別れした”という点を不安視していた。しかし、高橋氏はむしろその点に宮迫をプロデュースする意味を見出していた。

「ここまで派手に芸能プロダクションから契約解除された方が芸能界で生き残った実績はないと思うんです。つまり、宮迫さんを生き残らせることが新しい市場を作ることに直結していた。宮迫さんはYouTubeビジネスにおいて大変なキーパーソンだったんですよ。だから僕は、チャンネル登録者数100万人を超えるまでは、宮迫さんのチャンネルにぴったり付き添って、死ぬ気で企画を考えていました」

 宮迫を見事成功させたこともあり、高橋氏は「YouTuber以外でYouTubeのプロデュースができる数少ない存在」「逆境に立たされた人間をYouTuberとして復活させるのが得意」だとして業界内での地位を確立する。公表できない案件も多いが、ほかにも数々の人気芸能人YouTuberをサポートしてきたという。

「芸能人がYouTubeチャンネルを開設することは当たり前になりましたが、安定して再生数を稼げる芸能人YouTuberは一握りです。そして、芸能界におけるプロデュースとはまた違い、YouTubeチャンネルを成功させるためには、WEBマーケティング的な考え方が必要になります。そのため、いろいろな芸能プロダクションが『うちのタレントがYouTubeを始めたんだけど……』とGuildにこっそり相談しにきています」

 宮迫をプロデュースするにあたって意識したのは、“リブランディング(ブランドの再構築)”だ。

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
イメージカット
「有名人なりすまし広告」の類に“騙されやすい度”をチェックしてみよう
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン