YouTubeから広告業界を変えていく

新たな挑戦について語る高橋氏(写真/小倉雄一郎)

今後の目標について語る高橋氏(写真/小倉雄一郎)

 今年4月、GuildではYouTuberヒカル、歌い手まふまふが取締役に就任したことを発表した。関連会社を含む事業売上高は100億円を突破したが、高橋氏には壮大な目標があるという。

「2大広告代理店を超えていきたいと思っています。テレビCMなどの大規模広告には、企業の“ブランド予算”が割かれています。ブランド予算というのは、単に『この商品を買ってください』という以上に、その商品や企業のブランドイメージを向上させるための広告に使われる予算です。その莫大な金額は、2大広告代理店がほぼ独占しているわけです。Guildは数多くの広告案件を請け負っていますが、現状『この商品を買ってください』という単発の案件だけです。ですが、YouTube業界から僕らがブランド予算のパイを獲りにいくつもりです。

 大勢のYouTuberのプロデュースを手がけているので、YouTuberやタレント事務所と見なされがちなんですが、実はそこではない。Guildは広告業界で大手に負けない存在になることを目標としています」

 目を輝かせながら、Guildの未来について語る高橋氏。それほど大きな戦いに挑むモチベーションとは何なのか?

「モチベーションには種類がふたつあって、『老後の資金は大丈夫かな』とか『家族を養わなきゃ』といった不安を解消するために嫌な仕事も頑張れる場面ってあると思うんですよね。逆に言えば、その不安をクリアすることができたら、あとはロマンがモチベーションじゃないですか(笑)。単純に、自分の考えたことで世の中が変わりそうなのは楽しいですよ!」

◆取材・文/原田イチボ(HEW)

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