破顔一笑(コムドットのインスタグラムより)

破顔一笑(コムドットのインスタグラムより)

地方から上京して一人暮らしをする学生たちの“癒し”

 コムドットの動画を視聴することが、自分のライフスタイルの一部になっているというファンは多い。とくに大学の授業やアルバイトに奔走し、地方から上京して一人暮らしをしている学生にとって、「地元ノリ」を毎日配信する彼らの存在は“癒し”になっている面もあるという。

 この春、北関東から上京して都内で一人暮らしを始めた男性・Bさん(18歳・学生)は、こう語る。

「大学の授業と長時間のバイトでぐったりしながら帰宅する時間、コムドットのメンバー同士の地元ノリは唯一の癒しです。コムドットの多くは東京出身で自分と地元は違いますけど、幼馴染を大事にしていることに共感が持てる。

 ビジネスライクなYouTuberも多いなか、彼らは素で思ったことを言い合える関係性なので、視聴者としても信頼できる。大学での人間関係は気を遣うし、空気を読まないといけないですけど、コムドットは思ったことを臆せずにズバズバと言うから羨ましい。彼らの姿を通じて、地元を思い出せるので、ただ騒いでいる姿に癒されるんです」(Bさん)

 コムドットに癒やされているのは、男性ファンばかりではない。彼らが毎日投稿する長尺動画がちょうどよい「癒し」だというのは、現在、一人暮らしをしながら都内の大学に通う女性・Cさん(20代)だ。

「彼らの動画の魅力は40分くらいあるところです。大学生になってから、ヘアメイクをしっかりとするようになったので、高校時代よりも朝の身支度に時間がかかるようになりました。それに朝ごはんも一人で食べるので、彼らが騒いでいる動画を見ると元気がもらえるんです。

 一限の授業が日は朝起きるも辛いし、大学に行くのがめんどうくさいのですが、前の日にアップされたコムドットの動画を見ると気分も上がるし、楽しい気持ちで通学できる。一人暮らしでもさみしい気持ちにならないのは、コムドットの仲の良い掛け合いが癒しになっているからです」(Cさん)

 上京して「地元ノリ」を懐かしく感じている大学生にとって、長尺コンテンツのコムドット動画は大学の授業やアルバイトで疲弊した時間を癒してくれる存在にもなっているようだ。

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