トップの岸田文雄首相から「我が派のムードメーカー」と評された

トップの岸田文雄首相から「我が派のムードメーカー」と評された(ホテルチェックイン時)

 この4月から成年年齢は20歳から18歳に引き下げられた。言うまでもないが、「未成年者飲酒禁止法」によって禁止されていた20歳未満の飲酒は、新成人であってもこれまで通り禁じられている。

 その後、個室からは吉川氏が上機嫌に語る「金」の話も──。

「俺、金持っていてもロクなことに使わないのよ。議員の給料って、話題の交通費(文通費)とか入れて160万くらい。信用できる子と遊びたくてさ」

 19時20分、食事を切り上げた2人は店を出た。吉川氏の後ろを歩く女性は、白い紙袋を大事そうに抱えている。長い黒髪を三つ編みにして厚底シューズを履いた華奢な女性は、確かに10代に見える。

 2人はタクシーに乗り込むと、お台場の高級ホテルに向かった。そして冒頭のシーン通り、吉川氏がチェックインカウンターに立ち寄ってから一緒にエレベーターに乗り、ホテルの一室に入ったのだ。

 部屋で1時間半ほど滞在した後、2人は再びホテルのロビーに降りて、タクシーに乗り込んだ。女性を千代田区内の駅で降ろして、この日のデートは終了となったようだ。

 22時すぎ、タクシーの後部座席でふんぞり返り、顔を扇子で扇ぎながら吉川氏は赤坂議員宿舎に帰ってきた。

「4万円のお小遣いをいただいて」

 4時間弱の食事とホテル滞在で、いったい何が行なわれていたのか。

 その後、『週刊ポスト』の取材で、相手の女性が有名私大1年生で18歳のXさんだということが確認できた。

 事実関係を確認するため、記者は通学中のXさんを直撃した。

 はじめは驚いた様子で、吉川氏のことも、デートした日のことも「知らないです」と否定していたXさんだったが、記者が当日の一部始終を見ていたことを告げた上で、Xさんが現在18歳であること、お酒を飲んだことについて確認すると、小さな声でこう答えた。

「はい……。吉川さんがお酒を勧めてきて、軽いお酒ならと飲んで……」

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