「信用できる子と遊びたくてさ」という発言も(写真はホテルにチェックインする吉川氏)
「俺、18歳に興味あるわ」
取材を続けていた本誌『週刊ポスト』取材班が吉川氏の決定的シーンを目撃したのは、衆院予算委員会が開かれていた最中だった。
5月27日は国会で「調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費・以下『文通費』)」の改革について質疑が行なわれ、岸田首相が「いつまでと区切って議論することではない」と答弁。改革を先延ばしにしたとしてメディアでも話題になった。
その国会散会後の夕刻、吉川氏の姿は汐留の高層ビルにあった。
議員バッジをつけた吉川氏は、きっちりとセットされたツーブロックのヘアスタイルで、何かに急かされるように速足で歩いていた。手には白い紙袋を携えて、向かった先は夜景が綺麗なことで有名な高級焼き肉店だ。
18時になる数分前に店に入った吉川氏はイライラした様子でレジのカウンターを何度も叩いて店員を呼ぼうとする。ようやく店員が応対に出ると、「吉川です」と名乗りながら、案内を待たずに店の奥へと進んでいった。1秒でも惜しむかのように入っていった個室には、すでに女性が1人で待っていたようだ。
しばらくすると、個室の格子扉から吉川氏の声が漏れてきた。
「お酒は飲める? 甘いのがいい? ディタオレンジをください。私は瓶ビール!」
吉川氏は2人分の酒を注文すると、女性と楽しそうに会話を始めた。
「学生だよね? 俺、18歳に興味あるわ」
「じゃーさー、遊びのカノジョやってみる?」
「乾杯」の言葉が聞こえてから間もなく、吉川氏は甲高い声でパパ活を提案するような言葉を投げかけた。女性の声は籠り気味でよく聞き取れない。
記者が格子越しに中の様子を窺うと、「18歳」という女性のグラスは空になっていた。