お台場の高級ホテルの部屋で過ごしたことについては、こう説明した。
「4万円のお小遣いをいただいて、バーに行くだけだからって……。バーだったはずがホテルの部屋で飲むと言われて。何も考えずについて行ってしまった私が悪いんです」
しばらく青ざめて俯くXさんに、ホテルの部屋で何をしていたのかを記者が重ねて問うと、苦しそうにこう口を開いた。
「ルームサービスでお酒を頼んだあと、すぐに吉川さんにベッドで服を脱がされて……。私、経験がなかったから、怖くて過呼吸になってしまい。経験がないからと何度も拒否をしたら、『胸を見せて』と言われて、吉川さんは私を見て自慰行為を始めて……。私、断わるのが苦手で。部屋に行った私が悪いんだとわかっています。本当にごめんなさい」
そう語ると、Xさんは立ち去ってしまった。
Xさんの言葉が事実であれば、吉川氏は女子大生に小遣いを渡して飲食店やホテルで過ごす“パパ活”を行なっていたことになる。さらに、Xさんが18歳だと知りながら彼女の分の酒を注文し、飲酒するという違法行為に加担していた問題もある。現職の国会議員としての資質が問われる行動であり、ただの遊びと見過ごすわけにはいかない。
記者が電話で事実確認を求めると、吉川氏は「(女性といたとされる時間帯は)部屋にいましたね、宿舎の。俺じゃなかったらどうするんですか?」と反論。その後、折り返してきた電話で焼き肉店で一緒にいたと思われる女性とホテルには行っていないと否定した。さらにその後も記者に電話をかけてきた吉川氏は、「たまたまチェックインして、たまたま知らない女性とエレベーターに居合わせたってことでしょう。(焼き肉店にいた女性と)同じ女性のわけないじゃないですか」と語り、女性とホテルにいたことについては、「食事はしました」「食事ではなくお酒をね、バーに行こうと思って」「バーは確かやってなかったんで、和食の所がありますよって言われてフラフラ歩いていたってことはありますよ」と説明が変遷。ホテルに1時間半ほど滞在していたことについては「部屋には入っていない。20分くらいフラフラして帰った」と語った。
改めて書面で確認を求めると、こう回答した。
〈ご質問の女性は、飲食店で働いている方で、接客をされているときも店で飲酒をされていたことから、当然20歳以上だと思っておりました。貴誌からのご質問を拝見して驚いています。
ご質問の飲食店で食事をしたのは事実です。食事の後にもう少し飲もうということで隣接したホテル内の店舗を探したのは事実ですが、客室を取った事実もありませんし、まして客室に滞在した事実も一切ありません。
また、ご質問の女性に金銭を渡したこともありません。
貴誌は「滞在されたことを確認し」たと言いますが、事実がない以上確認できるはずもありません。くれぐれも事実無根の記事を掲載することがないようあらかじめ申し添えます〉