“脂肪の質”を左右する3つの脂肪細胞

“脂肪の質”を左右する3つの脂肪細胞

 一方、女性ホルモンが充分に分泌されていれば、いい肥満の可能性がある。女性ホルモンは脂肪細胞やインスリンの働きを上げ、内臓脂肪を減らして皮下脂肪を増やす作用があるからだ。

「規則正しく月経がある人や、中高年以上であれば閉経が遅かった人などは、女性ホルモンの分泌が多い傾向にあるため、脂肪細胞が充分に働き、内臓脂肪型肥満になりにくいと考えられます」

 食後すぐにふらつきや耐えられないほど強い眠気を感じる人、食べてもすぐにお腹がすく人は、インスリンが効きにくくなっており、血糖値が乱高下しているかもしれない。喫煙する人も、ダメな肥満の可能性がある。よく「たばこをやめると太る」といわれるが、これはたばこが脂肪細胞の機能を悪い意味で抑え、エネルギー源となるはずの脂肪を蓄えられなくなっているだけだという。医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長の日比野佐和子さんは言う。

「ダメな肥満かどうか知るには、BMIより体脂肪率の方が重要です。家庭用の体組成計やアプリで体脂肪率を測って目安にしてほしい。ただし、体脂肪率は計測するタイミングによって数値が変動するため、起床時や就寝前など、毎日同じタイミングで測ることをおすすめします」

※女性セブン2022年6月23日号

「ダメ肥満」チェックリスト10

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「ダメ肥満」にならないためのルール

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BMIと死亡率の関係

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