西勇輝(時事通信フォト)

西勇輝(時事通信フォト)

 盤石の投手陣に綻びがないことも白星を積み重ねる絶対条件になる。現役時代は南海、西武で捕手として活躍し、阪神コーチ時代は野村(克也)監督の懐刀として「キャッチャー・矢野」を指導した元編成部長の黒田正宏氏はこう言う。

「岩崎、湯浅、アルカンタラに疲れが出てきている。岩崎は6月13日に登録抹消し、湯浅、浜地(真澄)らもリフレッシュ休暇させた。そうやって中継ぎ陣を休ませながら、どれくらい働いてもらえるかで結果は大きく変わる。あとは正捕手問題でしょう。3人に競争させているようなかたちだが、ケガから復帰した梅野(隆太郎)を中心に回していくべきじゃないですかね。やはりキャッチングに落ち着きがある。梅野に若い投手陣を引っ張っていく責任を持たせるべきでしょう」

 阪神のエースとし活躍した江本孟紀氏は、今後の上位進出を目指すうえで「阪神には心強い味方がいる」と話した。

「それが巨人ですよ。開幕から9連敗のあと、甲子園で巨人3連戦に勝ち越し、GWも東京ドームで巨人に3連勝させてもらっている。巨人相手に勝ち越せているのだから、さらに上に行ける可能性はある。CSは出場できるんじゃないですかね」

 リーグ優勝に届かなくても、CS出場の3位以内に入れば、投手力がモノを言う短期決戦のなかで、「下克上」のチャンスも出てくるのではないか。

※週刊ポスト2022年7月8・15日号

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