特に夜空と星がきれいな高原を走る観光列車は、途中駅で星空観察会が開かれるなど、エンターテインメント性が強いのも大きな特徴。
「3つめは、大阪駅から新快速で姫路駅に行き、姫路駅で、まねきの駅そばを。そして、岡山駅から快速マリンライナーで四国に渡り、香川県の坂出駅では日の出製麺所で讃岐うどんを、隣の八十場駅では名物のところてんを食べるのがおすすめです」
その後は予讃線で愛媛県の松山方面へ。下灘駅で海に沈む美しい夕日を眺め、松山駅に戻って宿泊。
「翌日同じ線路を戻るもよし、予土線経由で高知県に抜けるのもよしで、楽しみが広がるプランです」
【1】土合駅グランピング+越後湯沢プラン
東京〜高崎間は約2時間で、そこから上越線で土合まで水上乗り換えで約1時間45分。土合駅に13:48に着くなら、東京駅平日10:09発。土合〜越後湯沢間は約25分と近いが本数が少ないので要注意。
【2】信州・観光列車で眺望満喫プラン
「ハイレール」は土日祝日中心、「ナイトビュー姨捨」は7・8・9月は特定の土曜のみ運転。土曜の新宿6:46発なら小諸12:56着。夕方しなの鉄道で篠ノ井に向かえば「ナイトビュー姨捨」に乗り換え可。
【3】関西発・四国行き、食べ歩き夕日プラン
大阪〜姫路間は新快速、岡山から快速マリンライナーで四国へ渡り、坂出・八十場で食べ歩き。予讃線を西進する途中、今治駅で駅弁・鯛めしを買うのもおすすめ。下灘駅で夕日観賞後は松山に戻り1泊。
【プロフィール】
鉄道ジャーナリスト・松本典久さん/1955年東京都生まれ。鉄道をテーマに著作活動を行う。著書に『紙の上のタイムトラベル 鉄道と時刻表の150年』(東京書籍)など。
漫画家・やすこーんさん/1968年青森県生まれ。駅弁や駅そば好きの女性漫画家。寝台特急『サンライズ』の大ファン。著書に『やすこーんの鉄道イロハ』(天夢人)など。
旅の文筆家・蜂谷あす美さん/1988年福井県生まれ。祖父が元国鉄の車掌。慶応大学では鉄道研究会所属。JR全線完乗済み。著者に『もっとお得にきっぷを買うアドバイス50』(天夢人)など。
取材・文/北武司
※女性セブン2022年7月21日号