ラグビー元日本代表で神戸親和女子大学の平尾剛教授も騒動を重く見る。
「組織を変えるために谷口さんに改革を託したのに、ご都合主義で梯子を外した協会側に非があるのは明白。著書の記述が事実でないなら反論すべきなのに、それもないのは不誠実です。旧態依然の体質を改善しなければ、今後のラグビー界の発展はない」
日本開催だった2019年のラグビーW杯の大フィーバーも、今や昔。新リーグの盛り上がりもいまひとつだ。協会にはもっとほかに取り組むべき課題が山積しているようにも見えるが、組織の問題は根深いようだ。
※週刊ポスト2022年9月9日号