有吉は「楽しい感じになるでしょうね」
純烈は、最年長メンバーの小田井が今年末に卒業することに伴い「新メンバーを入れる」ことを明らかにしている。楽しんご(43才)、野々村真(58才)、JOY(37才)など個性豊かな面々が名乗りを上げるも、「有名すぎる」などの理由で、酒井から直々に不合格を言い渡されていた。
そんな中飛び出した“合格”発言。有言実行とばかりに7月には「純烈△ダチョウ」(△は温泉マーク)の発足を発表。アーティスト写真の発表時には肥後が「これは、悲しみのどん底にいる2人に純烈が手を差し伸べて合体したという、壮大なハートフルコントです」と話すなど、温かなムードに包まれた出発となった。
「宝物」という歌詞は上島さんのこと
純烈がダチョウ倶楽部と組んだのには深い理由があったという。音楽関係者が話す。
「純烈もまた、メンバーを失う痛みを味わったことがあるからです。2016年末に家庭の事情で林田達也さん(40才)が、さらに2019年には過去の交際女性へのDVや金銭トラブルを報じられ友井雄亮さん(42才)が脱退。酒井さんは、自分たちの経験を踏まえて、『深い悲しみの底にいるダチョウ倶楽部にマダムのパワーをおすそ分けしたい』という激励の気持ちから、オファーしたそうです」
一方のダチョウ倶楽部は、酒井との雑誌対談で《続けるのは寺門のためでも肥後のためでもなく、ファンのため》《一緒に何かできれば日本中を明るくできるんじゃないかと思った》と、純烈の新メンバーに名乗りを上げた理由を明かした。
「今回のコラボは、小田井さんに代わる新メンバーの募集とは別物ですが、双方の思いが合致し、とんとん拍子に話が進みました。色とりどりでゴージャスな、すごい金額をかけた衣装はかなり早い段階で採寸していたようです」(前出・芸能関係者)
前述の楽曲『白い雲のように』は、『進め!電波少年』(日本テレビ系、1992〜2003年)で猿岩石が挑んだ「無銭ヒッチハイクの旅」という人気企画から派生した曲。作詞は藤井フミヤ、作曲は弟の藤井尚之が手掛け、社会現象といえるほどの大ヒットを記録した。
酒井は、ダチョウ倶楽部とのコラボが決まった瞬間から「上島さんを慕う『竜兵会』の中心人物である有吉さんの曲を上島さんに捧げたい」と心に決めていたという。