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香川照之が語っていた「女性観」 理想像から外れた女性には厳しい一面「1人牛丼の女性」にも苦言

大河『龍馬伝』の出演者発表に登場した香川照之(2009年撮影)

大河『龍馬伝』の出演者発表に登場した香川照之(2009年撮影)

 銀座のクラブホステスへの性加害や、テレビ番組のスタッフへの暴行疑惑が報じられている俳優の香川照之(56)。数多くのCMやレギュラー番組も抱える絶頂期の人気俳優による不祥事は、世間を動揺させたまま一向に収まる気配がない。

 トヨタ自動車やセゾン自動車火災保険は9月1日、香川を起用したCMの放送やHPへの広告掲載を見合わせることを明らかにした。トヨタは年末の契約満了をもって、香川との契約は更新しない予定だという。また、昨年10月より金曜MCを担当している『THE TIME,』も降板することが決定している。

 香川はほかにもレギュラー番組やCMを複数抱えており、それらのテレビ局やスポンサー企業は今のところ“静観”しているが「他社も追随するのではないか」(広告会社関係者)とみられている。

香川を変えた前妻との別れ

 相次ぐスキャンダル報道で、窮地に追い込まれている香川。ホステスへの性加害に及んだとされる2019年7月前後、彼に一体何があったのか。

「その頃の香川さんは、すでに大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)の大和田常務役で俳優としての不動の人気を獲得していましたし、NHK Eテレの教養番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』で昆虫に対する並々ならぬ思いを語る“カマキリ先生”として新たな一面を見せ、子どもたちの間でも人気者になりました。

 ただ、プライベートでは順風満帆とは行かず、元キャビンアテンダント(CA)の妻・Aさんと離婚した前後は仕事現場でも不機嫌そうにする姿を何度か目にしました。妻不在のなか、慣れない梨園でのしかかるプレッシャーは相当なもの。当時はストレスを飲酒で発散する日々だったと言います」(テレビ局関係者)

 Aさんとの離婚が、香川の心に“陰”を落としたのではないか、とある芸能プロ関係者。

「香川さんはもともと気持ちの浮き沈みが激しく、自身でもそんな性質を理解していただけに、付き合う女性には『ブレない強さ』を求めていました。1995年に結婚したAさんもまさにそんなタイプの女性。理想とする女性と一緒になれた香川さんは、よくAさんのことを自慢するかのように話ししていたほど、惚れ込んでいましたね。『彼女がいなければ、今の俺はない』って。仲睦まじい夫婦でした。

 そんな妻と離婚したのは2016年のこと。2012年に香川さんが市川中車を、長男・政明くんが市川團子をそれぞれ襲名し、歌舞伎界に入ったことが離婚のきっかけになったと言われています。Aさんは”梨園の妻”としての慣れない生活に明らかに疲弊していました。香川さんとしても、Aさんの苦労は理解しつつも、自身の息子を将来、立派な歌舞伎役者にしたいという強い思いがありましたから、離婚は苦渋の決断だったはず。その後も長らくAさんのことを引きずっているようでした」

 香川はかつて、女性の「理想像」について発言していた。結婚前の1993年11月発売の雑誌『ef』(主婦の友社)のインタビューで、理想とするパートナーについて次のように語っている。

〈お互いが相手に望むことを言葉で説明しなくても、暗黙のうちにわかり合える人が理想ですね。具体的に言えば『彼はこのごろいい状態じゃないみたいだから、今、私が仕事に口を出すのは控えたほうがいい』といったことを自然にわかってくれる人。これって黙っていても、目に見えないもの、つまり相手の事情やその場の雰囲気が読める人ってことじゃないかな〉

 そしてAさんとの夫婦関係が良好だった2006年には、〈男という存在を、見つめようとしてくれる。強がっているけど実は弱い男を、陰でしっかり支えてくれる。そんないい女がまわりにいてくれて初めて、男は成長できる〉(雑誌『Grazia(グラツィア)』2006年8月発売号(講談社)より)とも語っていた。

 香川にとってAさんとの結婚は生涯の伴侶を得た、との思いだったろうことは想像に難くない。「強がっているけど実は弱い男」はAさんという“支え”を失ったことで、自分をも見失ってしまったのだろうか。前出の芸能プロ関係者は言う。

「もともと女性への理想が強くあるがゆえに、その理想から外れる女性に対して厳しい一面もあった。たとえば過去にはインタビューで『ひとりで牛丼屋に入って食事する若い女性』や、『電車の中で化粧をする女性』をよく思っていないことを語っていましたし、男性に媚びて自分のファッションを変えるような女性に対しても不快感をあらわにしていました。

 今回の被害に遭われた女性がそういった方だということではなく、香川さんの心のどこか潜在的にあった女性を蔑む気持ちが、今回のような暴挙に駆り立ててしまったのかもしれません」

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