国内

羽生結弦さんショーで炎上のビジホ運営元が「一方的な予約キャンセル」を完全否定 SNSで誤解が拡散か

羽生結弦と炎上してしまった八戸のホテル

羽生結弦と炎上してしまった八戸のホテル

 フィギュアスケート男子2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪の2連覇王者でプロに転向した羽生結弦さん(27)のアイスショーをめぐり、会場周辺のホテル代が高騰している。また一部のホテルでは、当日の宿泊予約が突如キャンセルされたと訴えるツイートが続出しており、ネット上がざわついている。

 11月4、5日に横浜市の『ぴあアリーナMM』、12月2、3日に八戸市の『フラット八戸」で開催される羽生さんの単独アイスショー「プロローグ」。7月にプロ転向してから初となるアイスショーとあって、ファンはチケット争奪戦とともに交通手段や宿泊場所の確保に奔走している。しかし開催発表後すぐ、会場周辺の宿泊施設はまたたく間に軒並みソールドアウト。

 さらに、八戸市の宿泊施設では、通常であれば1泊5000円前後の部屋であっても、アイスショー期間中には1泊10万円を超える特別料金が設定されるなど、ファンからは悲鳴があがっている。

 そんな中、八戸会場周辺のホテルである『ホテルセレクトイン八戸中央』の料金表がTwitterで取り上げられ、広く拡散されている。

 同会場周辺のホテルを宿泊料金が高騰する前に予約していたという利用者から、突如キャンセルされたという声が複数あがった。同じタイミングで『ホテルセレクトイン八戸中央』が羽生さんのショー当日の宿泊費を「1泊10万円超」の特別料金を設定したとする画像が拡散されたため、このホテル側が通常料金の予約を一方的にキャンセルして特別料金で宿泊させようとしたのでは──というストーリーとして広がり、炎上しているのだ。

「こちらのホテルは築年数が約30年。それなりに老朽化が進んでおり、館内はお世辞にも“きれい”とは言い難い状態です。とはいえ、宿泊費は朝食付きでも5000円程度とリーズナブルですし、スタッフの方々の対応は丁寧で良かったですよ。“値段相応”というところじゃないですかね」(同ホテルを利用したことのある客)

 正月やお盆、ゴールデンウィークといった繁忙期に宿泊費が通常より高く設定されるのは致し方ないことだ。また、ホテルの築年数と部屋のクオリティーに関しても、それを利用客が理解した上で特別料金でも宿泊を希望するなら問題はないだろう。

 この件について同ホテルの運営会社に問い合わせてみると、「こちらからお客様の予約をキャンセルしたという事実はありません。システム障害等も確認できませんでした」と、予約キャンセルを否定。Twitter上で話題になっていることについては「何かの間違いではないでしょうか」と回答した。

 一方、『ホテルセレクトイン八戸中央』ではない別のホテルで、アクセス集中によるシステム不具合を理由にキャンセルが発生していることが報じられている。ということは、別ホテルのキャンセル騒動の話と『ホテルセレクトイン八戸中央』の特別料金の画像と合わせて拡散されたことで、炎上につながってしまった可能性がある。

 同ホテルのGoogleのレビューは、SNSでの騒動後に荒らされ、大量の低評価がついた形跡が見られる。誤解による炎上だった場合、誰が責任を取るのだろうか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン