芸能

声優・鬼頭明里、新アルバムに込めた等身大の自分「いままでにない鬼頭明里を楽しんでもらいたい」

鬼頭に憧れて声優の門を叩く若者も少なくない(写真/木村圭司)

鬼頭に憧れて声優の門を叩く若者も少なくない(写真/木村圭司)

 今年声優デビュー9年目を迎える鬼頭明里。鬼頭はアーティストとしても活動中で、10月12日に2ndアルバム『Luminous』をリリース。そこで声優業の近況から新アルバムへの意気込み、オフの日の過ごし方など“等身大の鬼頭明里”に迫ってみた。

『鬼滅の刃』の竈門禰豆子のような妹キャラだけでなく、『ようこそ実力至上主義の教室へ』ではクールなヒロイン・堀北鈴音を演じ、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』では包容力のあるお姉さんキャラ・近江彼方を演じるなど、役のレパートリーの多さも彼女の大きな魅力の一つである。

 こうした演技力もさることながら、テレビや雑誌などのメディアで特集されることも多く、彼女に憧れて声優の門を叩く若者も少なくないと聞く。しかし世間のイメージに反し、当の鬼頭本人は「まだまだひよっこです」といまの心境を明かしてくれた。

「今年7月から『ようこそ実力至上主義の教室へ』の2ndシーズンが放送されたのですが、1stシーズンが放送されたのは2017年です。私にとってこの作品は初ヒロインを演じた深夜アニメでもあり思い出の作品です。当時、共演者で大先輩でもある竹達彩奈さんにいろいろと教わったことを今でも覚えています。あれから5年経って当時の竹達先輩と同じ年齢になりましたが、まだまだ先輩には遠く及ばないなあと改めて感じます。

 でも、おかげさまでたくさんのアニメに出させていただいて、少しずつですけど自分ができる役が増えてきました。デビューした当時なら『この役は無理だな』と思っていた役もできるようになっていて役の幅は広がったと実感しています。デビュー3年を迎えたアーティスト活動でもだんだんと自分がやりたいことが見えてきたんです」

 2019年にデビューシングル『Swinging Heart』を皮切りに、2020年には2ndシングル『Desire Again』、1stアルバム『STYLE』、3rdシングル『キミのとなりで』と精力的にリリースを続けている鬼頭。今年4月に発売された『みちくさ』では、自身初の作詞にも挑戦するなど挑戦を重ねている。今回発売される2ndアルバム『Luminous』にも、彼女のこだわりが凝縮されているという。

「私が一番こだわったのはジャケットです。今回のアルバムは昼と夜をイメージした楽曲がそれぞれ収録されています。それに合わせてジャケットのデザインも昼ver.と夜ver.の二種類を用意したいと思いました。それぞれどんなデザインにするのか、私なりにイメージを膨らませながらスタッフさんたちと相談して出来上がりました。ぜひふたつ並べてお部屋に飾ってみてください」

 アルバムタイトルの『Luminous』(=明るい、輝く)は鬼頭自身の名前、鬼頭“明里”からとったのだろうかと質問したところ、笑いながら「それは考えてなかったです」との一声が。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン
イセ食品グループ創業者で元会長の伊勢彦信氏
《小室圭さんに私の裁判弁護を依頼します》眞子さんの“後見人”イセ食品元会長が告白、夫妻のアパートで食事した際に気になった「夫としての資質」
週刊ポスト
ブラジルの元バスケットボール選手が殺人未遂の疑いで逮捕された(SNSより、左は削除済み)
《35秒で61回殴打》ブラジル・元プロバスケ選手がエレベーターで恋人女性を絶え間なく殴り続け、顔面変形の大ケガを負わせる【防犯カメラが捉えた一部始終】
NEWSポストセブン
連続強盗の指示役とみられる今村磨人(左)、藤田聖也(右)両容疑者。移送前、フィリピン・マニラ首都圏のビクタン収容所[フィリピン法務省提供](AFP=時事)
《ルフィ事件》「腕を切り落とせ」恐怖の制裁証言も…「藤田は今村のビジネスを全部奪おうとしていた」「小島は組織のナンバー2だった」指示役らの裁判での“攻防戦”
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月12日、撮影/横田紋子)
《麗しのロイヤルブルー》雅子さま、ファッションで示した現地への“敬意” 専門家が絶賛「ロイヤルファミリーとしての矜持を感じた」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ツアーに本格復帰しているものの…(左から小林夢果、川崎春花、阿部未悠/時事通信フォト)
《トリプルボギー不倫》川崎春花、小林夢果、阿部未悠のプロ3人にゴルフの成績で “明暗” 「禊を済ませた川崎が苦戦しているのに…」の声も
週刊ポスト
三原じゅん子氏に浮上した暴力団関係者との交遊疑惑(写真/共同通信社)
《党内からも退陣要求噴出》窮地の石破首相が恐れる閣僚スキャンダル 三原じゅん子・こども政策担当相に暴力団関係者との“交遊疑惑”発覚
週刊ポスト
山本アナは2016年にTBSに入局。現在は『報道特集』のメインキャスターを務める(TBSホームページより)
【「報道特集」での発言を直撃取材】TBS山本恵里伽アナが見せた“異変” 記者の間では「神対応の人」と話題
NEWSポストセブン