紅白歌合戦の司会者発表会見に登場した阿部渉アナ。膳場貴子アナや有働由美子アナら人気アナがずらり(2001年)
「かなり古い話ですが1991年に当時の看板アナが酒に酔ってタクシーの運転手に暴行を働いたという事件がありました。このアナウンサーは謹慎処分を受け、当時のレギュラー番組を降板しましたが、後にアナウンサーとして復帰しています。2012年には男性アナは電車内での強制わいせつの疑いで現行犯逮捕されています。その後、不起訴処分となりますが、3か月の停職処分を受けています。阿部アナは警察沙汰ではないので、比較することは難しいのですが、昨今、不倫については視聴者の目が厳しくなっていますから、”みなさまのNHK”である以上、今後、番組に出演すること自体が困難になるでしょう。まさにキャリアの危機とも言える状況です」
また、NHKを退職してから発覚した不祥事としては、登坂淳一アナのケースがある。定時に放送される『NHKニュース』を担当し、“麿”の愛称で親しまれていた登坂アナは、2018年1月にNHKを退職。同年4月にスタートするフジテレビの夕方の報道番組のメインキャスターに決まっていたが、過去のセクハラ疑惑を『週刊文春』に報じられると、登坂アナ本人が出演を辞退したのだ。
「その後、登坂アナはバラエティー番組にも多数出演し、『登坂淳一の活字三昧』というYouTubeチャンネルでさまざまな動画も公開しています。さらに、2021年大晦日放送の『笑って年越したい!笑う大晦日』(日本テレビ系)では、空気階段とのコラボコントに登場し、ズボンを下ろした姿を披露するなど、元NHKアナとは思えない活動にもチャレンジしています。お堅いイメージからのギャップが現在の登坂アナの魅力になっているのは間違いなく、阿部アナについてもそういった未来がありうるかもしれませんね」
今後、阿部アナがどういった活動をするのかはわからないが、もしもアナウンサーとしてのキャリアを続けたいならば、今回の不倫報道を逆手に取ってネタにするしかないのかもしれない。