Q.コンサートとは何が違うの?

A.ファンミはコンサートに比べて歌う曲数が少ないことが多く、ファンとのコミュニケーションを取れるようなプログラムがメインです。また参加資格がファンクラブ会員限定の場合もあります。

Q.「スローガン」イベントとは?

A.メンバーへのメッセージが書かれたスローガンが来場者全員に配られ、アンコール時に一斉に掲げるサプライズイベント。日本ではまだライブで歓声を出せないルールの中、アーティストに唯一言葉を送れる瞬間であるスローガンイベントが特に意義深いものとなっています。

 続いては俳優編。フリーアナウンサー・韓国エンタメMCのYumiさんによれば、

「俳優のファンミは主に、その俳優さんが主演した特定の作品に特化した作品ファンミと、その人自身を掘り下げるファンミの2種類に分かれます」(Yumiさん・以下同)

とのこと。俳優のファンミでは「フリートークや質問コーナー」「歌を披露」「抽選大会」「ゲーム大会」「ファンへの手紙朗読(涙とセットになることも)」「会場ファンとの記念撮影」」などが定番です。

教えて! Yumiさん 〜韓国俳優のファンミーティングQ&A 

Q.これまでのファンミで、印象的だったハプニングは?

A.俳優のソン・スンホンさん(46)のイベントで、スンホンさんがステージ上で健康ジュースを作って、「せっかくなので、今日来られたお客様の中でいちばん年齢が高い方に飲んでいただきたい」となったんです。80代後半のかたが3人、ステージに上がっていらしたのですが、スンホンさんそっちのけで3人で、“スンホン談議”に花を咲かせてしまい、その会話がもう面白くて、会場も大爆笑。スンホンさんも大喜びで、ずっと彼女たちにマイクを向けていたことがありました。

Q.俳優ファンミの楽しみ方のコツは?

A.俳優さんは皆さん本当に素敵なのでボーッと見惚れてしまう気持ちもわかるのですが、無表情でボーッとしている人より、ニコニコしながら笑ったり、積極的にゲームに参加している人に目が行きます。皆さんの“大好きだよオーラ”をいっぱい送っていただくと、すごくテンションが上がって、作品では見られないお茶目でキュートな部分をたくさん見せてくれますよ。

【プロフィール】
古家正亨さん/韓国大衆文化ジャーナリスト・イベントMC。2003年、韓国ソウルで行われた初めての日本人向けのペ・ヨンジュン(50)ファンミーティングの司会を務め、韓国エンタメのMCを多数手がけ、アーティストから俳優まで絶大な信頼を得ている。初エッセイ『K-POPバックステージパス』(イースト・プレス)が12月7日発売予定。

Yumiさん/明るく軽快なトークで、俳優からアーティストまで韓国スターたちの魅力を120%引き出すMCぶりが人気。会場のファンからは毎回、「Yumiさん、よくぞツッコんでくれた!」と絶賛される。耳ステーション『Yumiチャンネル』局長。

取材・文/田名部知子

※女性セブン2022年11月24日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

被害男性は生前、社長と揉めていたという
【青森県七戸町死体遺棄事件】近隣住民が見ていた被害者男性が乗る“トラックの謎” 逮捕の社長は「赤いチェイサーに日本刀」
NEWSポストセブン
体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)
体調不調が長引く紀子さま、宮内庁病院は「1500万円分の薬」を購入 “皇室のかかりつけ医”に炎症性腸疾患のスペシャリストが着任
女性セブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
1980年にフジテレビに入社した山村美智さんが新人時代を振り返る
元フジテレビ・山村美智さんが振り返る新人アナウンサー社員時代 「雨」と「飴」の発音で苦労、同期には黒岩祐治・神奈川県知事も
週刊ポスト
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
【視聴率『愛の不時着』超え】韓国で大ヒット『涙の女王』 余命宣告、記憶喪失、復讐など“韓国ドラマの王道”のオンパレード、 華やかな衣装にも注目
【視聴率『愛の不時着』超え】韓国で大ヒット『涙の女王』 余命宣告、記憶喪失、復讐など“韓国ドラマの王道”のオンパレード、 華やかな衣装にも注目
女性セブン
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
タイトルを狙うライバルたちが続々登場(共同通信社)
藤井聡太八冠に闘志を燃やす同世代棋士たちの包囲網 「大泣きさせた因縁の同級生」「宣戦布告した最年少プロ棋士」…“逆襲”に沸く将棋界
女性セブン