(左から)新日本プロレスリング株式会社の代表取締役社長・棚橋弘至氏、広島 蔦屋書店の藤原さゆり氏と江藤宏樹氏、BFC実行委員長の北田博充氏
王者防衛か? それとも時代は動くのか? 激闘の舞台となったのは、東京・神保町にある出版クラブビル。運命のニィテンニ(2月2日)に、全国の書店員が日本一おもしろい書店フェアを競う「OVOL 日本紙パルプ商事 presents Book Fair Championship(以下、BFC)」の“防衛戦”が行われた──。
「BFC」とは、各書店で行われているユニークなフェアや、優れた企画力を持った書店員を全国に広めていくことなどを目的とした出版業界横断プロジェクト。今回が第2回目で、直近1年以内に実施されたフェアを対象に、82件がエントリーした。
妊娠中の書店員が心と体が感じた孤独をきっかけに企画した「わたしが、わたしのからだを孤独にしないために─産むことと、産まないことのあいだ」(舟喜さとみ、????元咲、朝倉千恵子/東京・本屋B&B)や、ルーレットを回し、人生で起こり得る出来事とそれに合った本を見つける「本でめぐる人生ルーレット」(永山裕美/大阪・梅田 蔦屋書店)といった魅力的なフェアを制して、「第2回BFC」の頂点に立ったのは、 「ペア読」(江藤宏樹、藤原さゆり/広島・広島 蔦屋書店)だ。
「ペア読」は、「どうすれば、子供たちに本を読ませることができるのか? どうしたら、本好きな子供に育つのか?」という問いを起点に誕生した。同じ本を2冊セットで売るという大胆な施策によって、親子が同じ本を同時期に読み、感想を語り合う“親子読書”という新しい読書体験を提案している。
今回の防衛戦では、「第2回BFC」のトップに輝いた「ペア読」と初代王者が決着をつけ、王座の行方が決まる(なんと本当にベルトが存在する!)。前回、王者に選ばれたのは、架空のキャラクター・本庄静子を通して、新社会人が抱えがちな課題に役立つ本を紹介する「新社会人応援フェア Working girl Routine #本庄静子の一日」(久保田理恵/静岡・MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店)だった。
そして初代王者が防衛戦に引っ提げてきた新フェア「MJ新静岡店流 書籍百物語」は、2023年から3年かけて展開した大型企画。幽霊・怪異・ヒトコワなど、さまざまな“怖い”書籍を集めて百物語のようにするほか、特製フリーペーパーを毎週発行する熱の入れようで、挑戦者はかなり厳しい戦いを強いられそうだが……?
