国内

【未成年淫行の獄中で急逝】「トー横のハウル」が語っていた自身の過去「子供のために尽くしたい」、歌舞伎町21歳女性は「複雑な思い」

「ハウル・カラシニコフ」こと小川雅朝容疑者(本人の公式Twitterアカウントより)

東京拘置所で亡くなった小川雅朝被告が、過去に語っていたこととは(本人の公式Twitterアカウントより)

 今年6月、東京・歌舞伎町の「トー横」(新宿東宝ビル横)と呼ばれる一角で知り合った16歳の少女にみだらな行為をしたとして、警視庁に逮捕・起訴されていた小川雅朝被告が、東京拘置所の自室で死亡していたことがわかった。小川被告は自らを「ハウル・カラシニコフ」と名乗り、昨年冬ごろから「歌舞伎町卍會」の代表として炊き出しなどの活動をしていた。一方で、新宿区の自宅で少女に淫行を働いた容疑で、今月22日には東京地裁で初公判が予定されていた。

 昨年12月中旬、直前に発生した歌舞伎町ビル殺人事件をきっかけに、「トー横」にたむろする行き場のない少年・少女がメディアに大きく取り上げられた。ちょうどその時期、広場に訪れる記者に積極的に声をかけ、「トー横の窓口」になっていたのが「ハウル」こと小川被告だった。小川被告は当時の本誌の取材に対し、自作のパスタを振る舞いながら自分の“夢”を流暢に語っていた。

「ここは、未成年ってわかってて女の子に援交の話を持ちかける、ロクでもないクソみたいな大人が多すぎるんですよ。そんなヤツらをオレら(歌舞伎町卍會)は“出禁”にしてるんです。『来んな!』みたいな。拳でわからせることも全然あるし、おかげでこのあたりマジで平和になりました。

 オレ、生まれた時から両親いなくて、孤児院で育ったんですよ。中学校にもいかずに、その日暮らしで会った人に泊めて貰ったりしてなんとか生きてきたんで、居場所ない子供の気持ちが痛いくらいわかる。

 今はお世話になってる人のもとでスミ師(入れ墨師)やってるんですけど、将来は孤児院の院長になりたい。オレ子供が大好きなんです。最高の孤児院建てたら、子供を抱く母子像の入れ墨入れたいですね。オレはもう1回すでに死んだような人間だから、あとは子供のためになることに尽くしたいっす」

 取材班にそう答える小川被告の横では、家出中と見られる少女が発泡酒の缶にストローをさし、「ハウル~」と甘えた声を出していた。

 しかし、語られた壮大な夢と彼の実態はかけ離れていたようだ。警視庁少年育成課によると、小川容疑者は少女が18歳未満とわかっていながら、20回前後みだらな行為に至ったという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
あとは「ワールドシリーズMVP」(写真/EPA=時事)
大谷翔平、残された唯一の勲章「WシリーズMVP」に立ちはだかるブルージェイズの主砲ゲレーロJr. シュナイダー監督の「申告敬遠」も“意外な難敵”に
週刊ポスト
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供、右/時事通信フォト)
《激しい損傷》「50メートルくらい遺体を引きずって……」岩手県北上市・温泉旅館の従業員がクマ被害で死亡、猟友会が語る“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
財務官僚出身の積極財政派として知られる片山さつき氏(時事通信フォト)
《増税派のラスボスを外し…》積極財政を掲げる高市早苗首相が財務省へ放った「三本の矢」 財務大臣として送り込まれた片山さつき氏は“刺客”
週刊ポスト
WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
NEWSポストセブン