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北朝鮮の金正恩総書記の一族 30以上の豪華別荘と5隻のヨット所有が衛星画像で判明

具体的な数が明らかになったのは初めてだという

具体的な数が明らかになったのは初めてだという

 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記の一族が、北朝鮮周辺の3つの島を中心に全土に30以上の高級別荘や、5隻の豪華大型ヨットを所有していることが明らかになった。金氏の豪華別荘やヨットなどの存在はすでに知られているが、その具体的な数が明らかになったのは初めてだという。米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」が衛星画像解析の専門家で、韓国慶北大学地球衛星画像研究所のブルース・ソンハク・チュン副所長の話として報じた。

 これらのうち、最も豪華なのは金氏の生まれ故郷である北朝鮮東海岸中部の江原道元山市にある別荘で、マリーナには豪華な船、乗馬場、射撃場、水遊び場など多数の娯楽施設を備えているという。

 元山別荘の前の砂浜はまっ白で、浜辺の長さは530メートル。浜辺には大小の別荘が10棟ほどあり、この西側には馬息嶺の山並みが連なるなど、見事な景観を誇っている。金氏の父親の故・金正日総書記もここで釣りや海水浴を楽しんだといわれる。

 2013年の2月と9月の2回、金氏の別荘に招かれた米国の元バスケットボール選手、デニス・ロッドマン氏は、英紙「The Sun」のインタビューで、そのうちの1つの島にある豪華な別荘は「7つ星の高級ホテルのようだ」と語っている。島を見下ろすと、別荘は森林地帯に位置しており、「ハワイやスペインの豪華な観光地よりも素晴らしい。アメリカの富裕層でも、こんな贅沢はできないだろう」と感嘆している。

 その他の別荘も多くは金一族の「プライベート・アイランド」に建設されており、一般民衆は立ち入り禁止で、周辺は朝鮮人民軍の兵士が厳重に監視しているという。

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