芸能

福原遥主演、朝ドラ『舞いあがれ!』は令和の『スチュワーデス物語』になるか

『舞いあがれ!』に“スチュワーデス物語化”の流れ?(写真/共同通信社)

『舞いあがれ!』に“スチュワーデス物語化”の流れ?(写真/共同通信社)

“理想の娘”として人気急上昇中なのが、NHKの朝ドラ『舞いあがれ!』のヒロイン・岩倉舞を演じる福原遥(24)だ。

 10月の放送開始から物語は進み、舞が新たな夢となった旅客機のパイロットを目指して入学した「航空学校編」に。同じ目標を持つ仲間との共同生活が描かれているが、舞は要領が悪く課題を上手くこなせずに思い悩む。

 今後は吉川晃司演じる「鬼教官」が登場し、厳しく指導されていく──。というこの展開、どこか見たことがないだろうか。

 そう、1980年代の名ドラマ『スチュワーデス物語』(TBS系)である。CAを目指すドジな訓練生・千秋(堀ちえみ)と仲間の奮闘、鬼教官(風間杜夫)の厳しい愛のムチなど共通点は多い。朝ドラウォッチャーの田幸和歌子氏が語る。

「航空学校編に入ってからコメディ要素が増した印象です。SNSでも令和版の『スチュワーデス物語』になるのでは? という指摘で溢れています。これまでの繊細な演出から一転、対照的な『昭和のわかりやすいドタバタ』展開に変わりましたが、これを楽しみにしている方も多いようですね」

 この『舞いあがれ!』の“スチュワーデス物語化”の流れは、視聴者だけでなく当時の出演者も感じているという。千秋の同期役で出演していた白石まるみ(60)が語る。

「私も『舞いあがれ!』、毎週楽しみに見ていますよ。特に病気がちだった舞ちゃんの幼少期は自分と重ね合わせるように涙ながらに見ていました。そんな感情移入しまくりの朝ドラですが、航空学校編では私も出演していた『スチュワーデス物語』の撮影当時を思い出しました。

 航空学校の二次試験で平衡機能検査を受けるシーンがありましたが、パイロットとCAで職種は違えど同じ検査を受けますし、当時は実際の試験と同じ場所でロケをしたので緊張感のある空気を思い出しました」

 また、当時の流行語「ドジでノロマな亀」というフレーズも舞にピッタリ当てはまるという。

「堀ちえみさん演じる千秋は緊張しいな性格でしたが、今回の舞ちゃんもどこかおっちょこちょいなところがあってキャラクターがかぶるので、微笑ましく見ています。

 ひとつ違うのは時代が変わったからか、女性がパイロットを目指している点ですね。私も幼い頃に『アテンションプリーズ』(TBS系)を見てCAに憧れて、ドラマに出演したことでその“夢”を叶えました。きっと今作を見た視聴者も、『パイロットになりたい』と思う方が増えるのではないでしょうか」(同前)

 今後の展開に注目だ。

※週刊ポスト2022年12月9日号

関連記事

トピックス

“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン