出前館と配達員で交わされている「規約」

女性は勇気を出して今回、自らに降りかかった被害を告白

女性は勇気を出して今回、自らに降りかかった被害を告白

 出前館と配達員には「個人配達業務委託に関する規約」が存在する。今回、配達員の男性が行った行為は第10条(秘密保持及び情報管理)2項《(2)配達業務の履行以外の目的で秘密情報を使用しないこと》に抵触する可能性がある。

 しかし、取材班が配達員の男性を直撃すると、「やましい気持ちはない!」と反論した。

「私には結婚して10年の19歳年下の嫁さんと子どもいますので、やましい気持ちなんてまったくありませんよ。あれは私が投函したわけではなく、嫁さんの誕生祝いに渡そうと思っていたメモをポケットに入れていたら、いつの間にかなくなっていました。通りがかりの誰かが拾って、大事な手紙と勘違いしてポストに入れたんじゃないかと思っています。私もまったく意味がわからないですよ」

 まもなく63歳になるという配達員の男は2年前から出前館に登録。本業の合間の副業アルバイトとして休みの日に週1回ほど配達業務をしていたという。Aさんについては「顔も覚えていない」と話す。

「その方の名前もどこの地区でどんな家かも記憶がないし、誰のことを言っているのかもわかりません。何件も配達で回りますし、住所は配達が終わると記録が消えてしまいます。出前館からは、そのことで『クレームが来ているので、もう二度とやらないでください』と言われました。

 先月初めに配達しましたがもうやっていません。私は神様に誓って犯罪歴も何もない真面目な人間です。今は県外で他の仕事をしていますので、『もう大丈夫ですよ』とそのお客さんにもお伝えください」
──妻へのメモに携帯番号を書く必要はないのでは?

「いやいやいや、いるんですよ、うちの嫁さんは。あの……、いろいろあってですね。嫁さんは私の携帯番号を把握していなかったり、友達が多いので、よく『ここに電話しなさい』とやっているんです。(被害者の家を再訪したことは?)ないです! 当然ですよ。そんなことをしていたらストーカーと一緒ですよ」

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