熱心に活動していたという岸本

熱心に活動していたという岸本

 学会員であることが、後ろ盾になりうる人脈につながる可能性もある。再び長井氏が語る。

「私がテレビに出始めた頃、ある大物学会芸能人から、“連絡先を交換しよう”と言われました。ほかに若手芸人がいる中で私に声がかかったのは、『同志』だからです。学会員は同じ学会員を同志と呼ぶんです。芸能界では誰が同志なのかは、カミングアウトしなければなかなかわかりません。でも、学会員内で“この人は学会員”といったような情報が回ることがあるんですよね。そういった情報を『同志リスト』と呼んでいました。

 そうして学会芸能人同士が結びついていくわけですが、大御所とプライベートでのつながりがあれば、例えばバラエティー番組でのエピソードトークなどに事欠かず重宝される。そうした人脈をうまく“武器”として使えるなら、学会芸能人になることのメリットと言えるかもしれません」

 創価学会芸術部と芸能界は、秘密の関係を脈々と続けてきた。ジャーナリストの乙骨正生氏が説明する。

「学会員の高齢化などによって公明党の得票は伸び悩むことが増え、新型コロナの影響でセミナー開催や戸別訪問による個人指導ができなかったため、貴重な収入源である“財務(献金)”も総額が減少していると報じられています。票や会員の獲得に、芸術部の動員は大きな影響を与えています。今後も学会は芸術部を上手に使い、組織の拡大や結束の強化を図るでしょう」

 宗教と芸能界の地下水脈は決して表に出ることなく、これからも続いていく。

※女性セブン2022年12月15日号

久本雅美も

久本雅美も

同じく、柴田理恵も

同じく、柴田理恵も

創価学会の総本部

創価学会の総本部

公明党と自民党で政権与党を担う(時事通信フォト)

公明党と自民党で政権与党を担う(時事通信フォト)

関連キーワード

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン