インタビューは落ち着いた様子だったという(C)NHK

インタビューでは落ち着いた様子だったが「おしゃべりなほう」と本人は、言う(C)NHK

 インタビュー中は常に落ち着いた語り口の梶原さんだが、まさに自身の代表作ともなった『鎌倉殿の13人』の現場でのエピソードを聞いてみると、こう答えた。

「どっちかっていうとおしゃべりなほうなので現場でもワイワイやっているんですけど、『鎌倉殿の13人』の現場では口数が少なかったと思います。役柄が淡々としているので、気持ちを作るというほどでもないんでしょうけど、あまりしゃべらないようにしていました。だから現場でのエピソードも少ないんですよね。

 そもそも善児は登場回数も多くないし、短いので現場に入ってもすぐに終わってしまうんです。注目された役なのに、現場ではエピソードらしいエピソードがない、というのが唯一のエピソードでしょうね(笑)」

聞き手・文/末並俊司

【プロフィール】梶原善(かじはら・ぜん)/1966年生まれ。1985年、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズに参加。三谷作品の常連となる。その後は舞台、テレビ、映画とジャンルを選ばず活躍。NHK大河ドラマは『鎌倉殿の13人』で3作目。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』 最終回「報いの時」
NHK総合ほか 12月18日(日)20時~

 反目する北条義時(小栗旬)を討ち取るため、義時追討の宣旨を出し、兵を挙げた後鳥羽上皇(尾上松也)。これに対し、政子(小池栄子)の言葉で奮起し、徹底抗戦を選んだ幕府は、大江広元(栗原英雄)や三善康信(小林隆)の忠言を聞き入れて速やかに京へ派兵することを決断。泰時(坂口健太郎)、平盛綱(きづき)らが先発隊として向かい、時房(瀬戸康史)らが続く。

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