後先考えずに危害を
女性が亡くなった狛江市の事件だけでなく、住民が拘束され暴行を受け、意識不明の重体となった被害者がいる。暴力の行使に躊躇もなく、これほど短期間で凶行を繰り返すことに半グレ強盗団の危険性がある。
「実行犯の『兵隊』は基本、1回の犯行で解散しますが、需要は多いためSNSで募集をかければ集まります。一方で、指示役との間に信頼関係はありません。見つけたお金を『兵隊』がごまかさないよう、指示役はビデオ通話しながら命令しているケースも珍しくない。『兵隊』側からしてもあるはずの金がなかったりすると、『話が違う』と揉めだし、目先の金欲しさに後先考えずに住民に危害を加えます」(草下氏)
※週刊ポスト2023年2月10・17日号