園児を叱責する姿も目撃されたが、園側は説明会でも「いい質問ですね」と返す態度で保護者から疑問噴出
同文書は〈このたびは、ナオミ保育園分園ぶどうの木(以下:ぶどうの木)におきまして、主に2022年10月から11月にかけて起きました不適切保育(虐待)について、保護者のみなさまに多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。また、この件につきましては、本年11月初めに保護者の方から苦情申し立てを頂いていたにも関わらず、回答が遅くなりましたことを併せてお詫びいたします〉との挨拶から始まる。さらに虐待について世田谷区と共同調査を行い不適切保育についての6項目の指摘が行われたことも重ねて報告がなされていた。その6項目とは以下のものとなる。
・子どもの名前を呼び捨てにすること
・子どもに対する乱暴な呼びかけ、強い口調、必要以上に大きな声を出すこと
・子どもに対する厳しい叱責
・子どもの自尊心を傷つけるような言動がなされていること
・食事に時間がかかる子どもへの厳しい声かけ、配慮が不足していること
・トイレに行きたい子どもに我慢させること
こうした項目について世田谷区から指導を受けたと保育園側は明かしたのだ。虐待行為を疑われているのは、前出のX保育士ら2名の保育士だった。
「特に問題となったのが金髪の女性保育士Xさんです。保護者参加でも園児を叱責している姿が多くの保護者に目撃されており、おかしいと疑問を持つ保護者が多かったようです。そうしているうちにこの文書が出て、やはりということで保護者の間で動揺が広がったのです」(同前)