堂々とした姿の岸田首相
子育て支援を推し進めるはずが、子育てママ世代から大ブーイングを浴びている岸田首相。現在、産休中の女性記者はこう語る。
「そもそも永田町には、地元に残った“政治家の妻”に子育ては任せて……という時代錯誤の文化がまだ残っています。岸田首相はまさに妻が広島に残って、自身は東京にいたのだから、子育てに参加しないどころかその苦労をまともに見ていないということは容易に想像がつきます。
正直に『自分の子育ては妻任せで理解が足りなかった』と言ったほうが、よっぽど好感度もあがったでしょうし、少子化対策への熱意もアピールできたはずです。妻任せだったのに子育てを『経験した』と堂々と言ってのけたことが、かえって子育てに対する認識の浅さを露呈させてしまった。
2月4日には岸田首相が石川県と福井県を訪問し、企業による子育て支援の現場の視察と子育て当事者と意見交換する『こども政策対話』の第1弾を行なうと発表されましたが、まずは自身の家庭で子育てについて“聞く力”を発揮していればよかったのではないでしょうか」