ドメインまで“世襲”
批判を受けて削除された「家系図」
かねてより信千世氏には“七光り”との批判がつきまとっている。
「引退を決めた岸信夫前防衛相が『このあたりで信千世に譲りたい』と発言したとの報道に対して、〈世襲制が当然のものになっている〉との指摘が相次ぎました。
実は、信千世氏の現在の公式サイトは、岸信夫前防衛相のドメイン(サイトURL)をそのまま引き継いだもの。グーグルなどで検索された際に、より上位にサイトが表示されやすい点で優位性があります。一方の信夫氏のサイトは、新たにご自身のHPを新しいドメインで新設されているわけです。これをうけてネット上では〈ドメインも世襲制か〉と揶揄する声もあります。良く言えばサラブレッドですが、悪く言えば七光り。批判も多いことを考えると、“家系図”の記載にはもう少し慎重になったほうがよかったように感じます」(前出・全国紙記者)
2月13日昼12時ごろ、信千世氏の公式サイトには同じ図が掲載されていたが、“家系図”との文言は削除されている。事務所に問い合わせたところ、以下のような回答が返ってきた。
「家系図という文言を外すように今朝、信千世本人から指示がありました。さまざまな批判を承知した上での対応と思われます。そちらの指示に従って当該箇所を削除した形なので、本人がどのように批判を受け止めているかについては、こちらではお答えしかねます」(事務所の担当者)
さらに16時過ぎにはサイトから「家系図」の文言だけでなく、「家系図」それ自体が消えていることも確認された。衆院山口2区の補欠選挙は、4月に行われる予定だ。信千世氏としては幸先の悪いスタートとなってしまった。