ライフ

保護犬・猫と暮らす、とよた真帆「許される限りの子を家族に迎えるのが私の使命」

とよた真帆

保護犬・保護猫と暮らすとよた真帆

 近頃注目を集めている、保護犬や保護猫。「譲渡会」などを利用し、保護団体から保護犬・保護猫を引き取る人も増えているという。そこで、保護活動をしている女優・とよた真帆に話を聞いた。

幼い頃から家には捨て猫がたくさんいた

とよたは、犬のぱるる(メス5才)と、猫の茶々丸(オス9才)、ダダ(オス7才)、こりん坊(オス6才)の4匹と一緒に暮らしている。

「もともと、母が猫を拾って保護していたんです。だから幼い頃から、周りに捨て猫がいるのが当たり前。3才のときは家に猫が8匹いました」(とよた・以下同)

 独立してひとり暮らしを始め、母ではなく自分で初めて猫を拾ったのが30才のときだったという。撮影で訪れた琵琶湖近くの納屋で、親とはぐれて鳴いていた子猫を見つけ、家に連れ帰り、シーちゃんと名付けて一緒に暮らした。その出会いを皮切りに、保護猫を自分でも飼うようになっていった。

「茶々丸は目をけがしていたのを保護しました。ダダは保護施設からもらい受け、こりん坊は友人から子猫を拾ったと連絡を受け、“里親になる人が現れなかったら私がなる”と手を挙げました。

 東京郊外や地方では野良の子猫が結構いるんです。幼い頃からずっと猫に囲まれて生活してきたせいか、助けを呼ぶ鳴き声なのか、親猫に甘える声なのかを聞き分けられるんですよね。だから、助けを呼ぶ声が聞こえると放っておけない。鳴き声に導かれていくとたいてい、溝に落ちていたり、車が行き交う危ない場所に取り残された猫と出会うんです」

 野良猫を保護する際は、周囲に飼い主はいないか、親きょうだいが一緒にいないかを確認し、本当に困っている子を連れて帰るという。

 そうした保護活動は犬も例外ではない。助けられる命は犬猫にかかわらず助けたいと思うが、助けられなかったこともあったという。

「チョコ太というポメラニアンの男の子を保護団体から譲り受けたのですが、重病を抱えていて、手術中に亡くなってしまったんです。わが家に来てわずか1週間のことでした。ショックが大きくて、それから1年、保護犬が引き取れなくなりました」

 しかし4年前、病気を抱えているせいで子犬のときに捨てられたポメラニアンのぱるると出会い、悩んだ末、再び保護を決めたという。ぱるるはいま、とよたの看病のかいもあって病気は治まり、元気に暮らしている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン