森口プロは2度の産休を取得しながら、30代で18勝をあげている。

「ゴルフは長くできるスポーツと言いましたが、そこで自分を磨いていける選手は30歳を超えても成績を残しています。ゴルフがほかの競技と違うのは、毎週コースが変わり、スタート時間や天候による運もある。どの選手が勝つかが予測しにくいんですね。私が30歳を過ぎてから勝てたのは、出産で一度ゴルフから離れたことで、むしろ一からゴルフに向き合って取り組むことができたから。景色の見え方が変わったのかなと思います。

 4日間競技が多くなり、道具の進化とともにコースの総距離が長くなるなかで、飛距離がある若手のパワーや体力というのは強いです。それでも海外の選手と比べると飛距離がまだまだ足りないので、トップ選手は飛距離アップに取り組んでいます。ただ、ゴルフには経験値や培ってきた“貯金”も必要です。引き出しが多いベテラン選手はこれからも若手に負けじと上位で争ってくれると思います」(森口プロ)

 新たなヒロインの豪快な活躍もあれば、ベテランの巧みな試合運びもある。この“読めない”展開こそがゴルフの醍醐味。今年も楽しみなシーズンが始まった。

※週刊ポスト2023年3月24日号

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