「赤の私服で仕事に来て、赤の仕事着に着替えています」と話したこともある
ただ、インテリキャラが定着したがゆえの悩みもあるという。2月24日のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』で、お笑いの先輩・東野幸治(55才)が「賢い賢いと言われるから、『下ネタ言うたら全然笑わへん』って。おふざけが強めにいくと、そんなカズレーザーさんは見たくないみたいなものかも」と、彼の葛藤を暴露。本業のお笑いでは、多少足かせにもなっている現状だという。
それでも、どんな番組に出演しても、カズレーザーにしかできない活躍ができるからこその今の人気。一発芸のような流行り廃りに振り回されない“芸風”なだけに、芸能界でも当面は安泰とみられている。
一見、ここまで赤にこだわっていると頑固なイメージも浮かんでくるが、そこも違うという。自身の公式YouTubeチャンネル『カズレーザーの50点塾』では、小学生からの「もし、世の中から赤色の服が無くなったら?」との質問に、「何となく赤が好きだから着てるけど、別に何色でもいい。本当にこだわりないのよ」とあっさりな回答。私生活でも、赤い服を毛嫌いしている妹に会うときだけは、普通のジーンズなどを履いているという。
冒頭の日も、マスクは白で、スマートフォンもシルバーだった。どんな政治経済や社会問題に対しても、凝り固まった思想で語るわけではなく、臨機応変に柔軟なコメントを発するスタンス。赤い服にも見た目ほどの執着は持っていないのかもしれない。