慌ててカメラを取り出したからか、手ブレしてしまっているが、中央に写っているのは昭和天皇と香淳皇后。憲法施行2周年記念の式典に向かっているところと考えられる(1949年、アンドリュー・ジャクソン撮影)
病院船「高砂丸」から米軍の揚陸艇に担架で移送される旧日本軍の傷病兵。戦地から生きて祖国に帰ってきたという劇的な場面。一方、揚陸艇には洗濯物が干してあり、アメリカ側の日常も垣間見える(1945-46年、ヘンリー・H・ソウレン撮影)
旧参謀本部前から国会議事堂方面に向かう労働運動のデモ隊。紙を見ながら口を開けているので、労働歌を歌っているところか。撮影者はGHQの中で労働運動や治安に関わる部署にはいなかったので、趣味で撮影したと考えられる(1949-52年、ヘンリー・H・ソウレン撮影)
熊本県の旧陸軍隈庄飛行場で、GHQの手によって焼却処分される旧日本軍の軍用機(1945-46年、ヘンリー・H・ソウレン撮影)
焼却処分する前に、重爆撃機「飛龍」から身を乗り出して写真に収まるソウレン氏。記念写真を楽しんだと見られる。このような写真は公式の記録からは出てこない(1945-46年、ヘンリー・H・ソウレンの同僚の撮影か)