三日月宗近を演じる鈴木拡樹
山姥切国広とともに、へし切長谷部(和田雅成)、骨喰藤四郎(定本楓馬)、山姥切長義(梅津瑞樹)など、刀剣男士それぞれのキャラクターを示す戦いぶりもファンの心をくすぐるというものだ。
それと、もうひとつ忘れちゃいけないのが、今回の戦いのきっかけが、権力の頂点に君臨する藤原道長と稀代の陰陽師・安倍晴明の密談にあったこと。柄本道長は、大事な話のはずなのに「茶番だな」なんてことを言ってるし、それを受けた竹財晴明も薄笑いを浮かべているように見える。おかげで千年後の日本は大変なことになっているのである。ちなみに来年の大河ドラマ『光る君へ』で、藤原道長を演じるのは、柄本佑。父子二代、別作品で同じ役を続けて演じるという珍しい例となった。
魑魅魍魎がうようよいたとされる平安時代。後々、道長のキャラクターの違いをチェックするのも一興といえる。