芸能

「俳優をやめて実家へ」金子昇がコロナ禍での引退覚悟を語る その父の背中を見て育った18歳の愛娘が芸能の道へ

『ガオレンジャー』出演中の金子昇と小学生のころの次女・のあさん

『ガオレンジャー』出演中の金子昇と小学生のころの次女・のあさん

 2001年、特撮ドラマ『百獣戦隊ガオレンジャー』(テレビ朝日系)で主役の“ガオレッド”を演じて人気を獲得した俳優・金子昇さん。様々な役を演じる一方で、『スポーツマンNo1決定戦』(TBS系)では元選手の池谷直樹を破り、種目別1位を獲得。昼ドラではニューハーフ役を熱演するなど、幅広いジャンルで存在感を示してきた。だが、新型コロナが流行し芸能界にもその影響が広がった中で、金子さんは「もう平均点の無難な芝居は止めよう」と決意したという。コロナの影響で役者の仕事ができず、家で悩み続ける父親を見てきた次女が選んだのは、父と同じ芸能の道だった。デビューから25年の俳優業、芸能界の道を歩み始めようとする愛娘・のあさんへの思い、コロナ禍で覚悟した「引退」について聞いた。【前後編の前編】

 * * *

1男2女の父・金子昇が感じた「18歳の娘の成長」 

 僕には子どもが3人います。20歳の長女と18歳の次女、中学2年の長男の3人。長女と長男は芸能界に興味はないみたいなのに、高校を卒業したての次女・のあは、中学3年の頃に、「モデルさんっていいな……」と言い始めて、「お、僕の血が、この子に現われたか」と嬉しくなったのを今でも覚えています(笑)。

 モデルのなかでも、雑誌の広告モデルに興味があるみたいです。でも、そんな簡単にチャンスは得られません。なので、すぐに活動を始めようとした時に新型コロナが流行してしまいました。結局、高校在学中は何も活動できず、最近、ようやくオーディションを受け始めたところです。基本的には自分でチャンスを掴んでいかなくてはいけないのですが、親バカですが僕もできる限りは協力したいと考えています。

 でも娘は18歳ですから、自分がどんな人なのか、何が好きでワクワクするのか、まだほとんどわかっていないと思います。だから、とにかく今はいろいろなことに挑戦し、経験してほしい。
 最初はうまくできなくて当たり前、僕も通った道です。とにかく「明るく元気に、笑顔を忘れないこと」そして、「きちんと挨拶をするように」、と当たり前のことだけを教えています。それ以上のことは、聞かれたらわかる範囲で答えていけたらいいかなと。娘はモデル志望ですが、芝居の稽古やレッスンを受けるとモノの見方や人の考えを学べることができて、モデルの仕事にも役立つんじゃないかなと。芝居にも興味をもってやってくれたらなぁなんて、少し思っています。

 親の僕がいうのも恥ずかしいですけど、のあの良いところは好き嫌いがハッキリしているところと、料理が上手なところですね。コロナ禍ではシフォンケーキやマカロンを作ってくれて、YouTubeで作り方を見ただけで、初めてなのに妻より上手に作り上げて驚きました。「料理の道に進んだら?」と言ってみたら、「料理は趣味でいい」とキッパリでしたね(笑)。

関連記事

トピックス

復帰会見をおこなった美川憲一
《車イス姿でリハビリに励み…》歌手・美川憲一、直近で個人事務所の役員に招き入れていた「2人の男性」復帰会見で“終活”にも言及して
NEWSポストセブン
遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
公設秘書給与ピンハネ疑惑の維新・遠藤敬首相補佐官に“新たな疑惑” 秘書の実家の飲食店で「政治資金会食」、高額な上納寄附の“ご褒美”か
週刊ポスト
高市早苗首相(時事通信フォト)
高市早苗首相の「官僚不信」と霞が関の警戒 総務大臣時代の次官更迭での「キツネ憑きのようで怖かった」の逸話から囁かれる懸念
週刊ポスト
男気を発揮している松岡昌宏
《国分騒動に新展開》日テレが急転、怒りの松岡昌宏に謝罪 反感や逆風を避けるための対応か、臨床心理士が注目した“情報の発信者”
NEWSポストセブン
水原受刑者のドラマ化が決定した
《水原一平ドラマ化》決定した“ワイスピ監督”はインスタに「大谷応援投稿の過去」…大谷翔平サイドが恐れる「実名での映像化」と「日本配信の可能性」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(Instagramより)
「球場では見かけなかった…」山本由伸と“熱愛説”のモデル・Niki、バースデーの席にうつりこんだ“別のスポーツ”の存在【インスタでは圧巻の美脚を披露】
NEWSポストセブン
モンゴル訪問時の写真をご覧になる天皇皇后両陛下(写真/宮内庁提供 ) 
【祝・62才】皇后・雅子さま、幸せあふれる誕生日 ご家族と愛犬が揃った記念写真ほか、気品に満ちたお姿で振り返るバースデー 
女性セブン
村上迦楼羅容疑者(27)のルーツは地元の不良グループだった(読者提供/本人SNS)
《型落ちレクサスと中古ブランドを自慢》トクリュウ指示役・村上迦楼羅(かるら)容疑者の悪事のルーツは「改造バイクに万引き、未成年飲酒…十数人の不良グループ」
NEWSポストセブン
現在は三児の母となり、昨年、8年ぶりに芸能活動に本格復帰した加藤あい
《現在は3児の母》加藤あいが振り返る「めまぐるしかった」CM女王時代 海外生活を経験して気付いた日本の魅力「子育てしやすい良い国です」ようやく手に入れた“心の余裕”
週刊ポスト
熊本県警本部(写真左:時事通信)と林信彦容疑者(53)が勤めていた幼稚園(写真右)
《親族が悲嘆「もう耐えられないんです」》女児へのわいせつ行為で逮捕のベテラン保育士・林信彦容疑者(53)は“2児の父”だった
NEWSポストセブン
リクルート社内の“不正”を告発した社員は解雇後、SNS上で誹謗中傷がやまない状況に
リクルートの“サクラ行為”内部告発者がSNSで誹謗中傷の被害 嫌がらせ投稿の発信源を情報開示した結果は“リクルートが契約する電話番号” 同社の責任が問われる可能性を弁護士が解説
週刊ポスト
上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン