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《国分騒動に新展開》日テレが急転、怒りの松岡昌宏に謝罪 反感や逆風を避けるための対応か、臨床心理士が注目した“情報の発信者”

男気を発揮している松岡昌宏

男気を発揮している松岡昌宏

 人気長寿番組『ザ!鉄腕!DASH!!』はいったい今後、どうなってしまうのか。元TOKIO・国分太一がコンプライアンス上の問題行動を指摘され、表舞台から去って約半年、沈黙していた松岡昌宏が騒動や番組への思いを語ったインタビューが掲載されてから、特に誰かのファンだというわけではない人たちの気持ちも揺さぶっている。臨床心理士の岡村美奈さんが、日本テレビの謝罪コメントへの反感が高まっている背景について分析した。

 * * *
 日本テレビが10日、元TOKIOの城島茂さんと松岡昌宏さんに対し謝罪のコメントを発表した。コンプライアンス違反を理由に突然の番組降板となった元メンバーの国分太一さんへの対応だけでなく、自分たちへの対応についても週刊誌で苦言を呈していた松岡さんに、謝罪し丁寧に説明するというのだ。

 日テレの『ザ!鉄腕!DASH!!』にレギュラー出演していた国分さんによる番組関係者へのコンプラ違反にあたる行為があったとして、福田博之社長自ら国分さんの番組降板を発表したのは2025年6月だった。そこからTOKIOは解散し、株式会社TOKIOも廃業が決定。違反内容がどんなものなのか日テレ側は本人にすら一切明らかにしなかった。すべてを失い、立ち往生してしまった国分さんは日弁連に人権救済を申立て、11月26日、被害者への謝罪やコンプラ違反への答え合わせを切望する会見を開いた。だが日テレは会見に対し不快感を示すばかり。福田社長は1日の定例会見で「答え合わせをするまでもないと考えております」と言語道断、問答無用とばかりに冷たく言い放ったのだ。

 これに対し松岡さんが「週刊文春」や「週刊新潮」のインタビュー取材に応じ、日テレに感謝しつつも、日テレ側から国分さんの降板についても、番組の継続についても何ら説明がないとコメント。「日本テレビさんのやり方はコンプライアンス違反ではないのか」と過去、番組内で起きた事故や負ったケガなどの件も含め疑問を投げかけ、不信感を露わにしたのだ。

 人には相手から何かを受け取ったときにお返しをしたいと思う「返報性の原理」という心理傾向がある。この原理はポジティブな側面で強調されることが多いが、相手から不快な対応や敵意、攻撃を受けた時、同様の対応や敵意を返したくなるというネガティブな側面にも表れる。松岡さんのコメントが敵意の返報性だとはいえないが、黙っていることができなかったのだろう。

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