●名古屋市東山動植物園(愛知県)
約27万平方メートルの敷地を誇り、約7000種類の植物を展示している
全溶接で細い鉄骨組みの美しい温室前館は必見。現存する日本最古の公共温室で、国の重要文化財に指定されている。昭和12年から育っているシンノウヤシをはじめ、主にアジアや中南米の熱帯・亜熱帯の植物が見られ、広大な園内には、湿地園、バラ園など変化に富んだ植物を観察できる。
4月上旬から約150品種900本のしゃくなげが順に咲き始める
開園当初から“東洋一の水晶宮”と称された温室は、2021年にリニューアルオープン
住所: 愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
営業時間:9〜16時50分(入園は16時30分まで)
休園日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
料金:一般500円、名古屋市在住の65才以上100円、中学生以下無料
●大阪市立長居植物園(大阪府)
4月中旬〜5月上旬までは青い花が美しい「ネモフィラ」の花畑が一面に広がる
大阪市内にあり、バラやボタン、ツバキ、アジサイ、ハーブなど11の専門園などが一年を通して楽しめる。「ライフガーデンでは、春はネモフィラ、夏はヒマワリ、秋はコスモスが一面に広がり、季節ごとにお花畑が楽しめます」。
2022年にリニューアルオープン
歴史の森のほか、生物多様性を保つために、長居の里山と里山ひろばが整備されている
住所:大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23
営業時間:3〜10月は9時30分〜17時、11〜2月は9時30分〜16時30分(いずれも入園は閉園30分前まで)
休園日:月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
料金:一般200円、中学生以下無料
●とっとり花回廊(鳥取県)
鳥取県のシンボル「大山」を間近に望む立地。いつ訪れても美しい花々が咲く
「広い園内を巡る約1kmの屋根付きの回廊があります。季節によって変わるポピーやマリーゴールド、サルビアの花の丘やメインフラワーのユリは必見」。オランダの花の楽園「キューケンホフ公園」元園長がデザインした花壇ではカラフルなチューリップが見頃を迎える。
スタッフによるガイドツアー(無料)も好評
約250万品種、17万球の花が咲く「チューリップまつり」は4月30日まで開催
住所:鳥取県西伯郡南部町鶴田110
営業時間:9〜17時(入園は閉園30分前まで)ほか季節によって異なる
休園日:4〜6月は無休、そのほか季節により異なる
料金:一般500〜1000円、小中学生250〜500円
●内藤記念くすり博物館附属薬用植物園(岐阜県)
漢方薬や民間薬に使われる植物を栽培。ハーブを実際に収穫するイベントも行われる
製薬会社『エーザイ』が母体となった、くすりと医学にまつわる貴重な資料や、図書を所蔵する博物館。薬用植物園では約700種類の薬草や薬木が育成され、一般公開されている。4月以降はリラックス効果が期待されるハーブ「カモミール」やカレーにも使われる「コリアンダー」の花々が園内を彩る。
バニラの花。午後にはしぼんでしまうため、見るなら午前中がおすすめ
ハーブの女王と呼ばれるカミツレの花
住所:岐阜県各務原市川島竹早町1
営業時間:9時〜16時30分(入園は閉園30分前まで)
休園日:月曜、年末年始
料金:無料