●大貫妙子『4:00A.M.』(1978年)
作詞/作曲:大貫妙子
編曲・キーボードは坂本龍一、ベースは細野晴臣が担当。フルートの音色と特徴的なシンセで女性の奥ゆかしさがスタイリッシュに歌われる。「これが最後かしら」の歌詞の部分を切り取った動画がTikTokでバズり、世界中でファンを獲得した。
大貫妙子の『4:00A.M.』が世界中でファンを獲得(写真/共同通信社)
●西城秀樹『BEAT STREET』(1985年)
作詞:吉田美奈子/作曲:角松敏生
シティポップの名盤と名高いアルバム『TWILIGHT MADE…HIDEKI』からのシングルカット。角松敏生ならではのスタイリッシュなダンサブルチューンで、自身のライブツアーでセルフカヴァーを披露している。作詞を務めた吉田美奈子はコーラスとしても参加した。
西城秀樹『BEAT STREET』
●濱田金吾『街のドルフィン』(1982年)
作詞:Kohei Oikawa/作曲:Hamada Kingo/Kingo Hamada
深夜の都会の風景が目に浮かぶ、アダルトなメロディが心地よく響く。アメリカのトラックメイカーEngelwoodが『crystal dolphin』としてサンプリングして大ヒット。各配信サイトの再生数は1億回を超える。TikTokのBGMとしても大量に使用された。
濱田金吾『街のドルフィン』は『midnight cruisin’』に収録
●吉田美奈子『夢で逢えたら』(1976年)
作詞/作曲:大瀧詠一
1976年発売の『FLAPPER』に収録された、大瀧詠一の作詞・作曲による楽曲。岩崎宏美や鈴木雅之など、数多くのアーティストにカヴァーされたことで知られる。ファン待望のシングルが1978年にリリースされ、現在このレコード盤はシティポップブームで価格が高騰している。
吉田美奈子『FLAPPER』に収録された『夢で逢えたら』もファンを魅了
※週刊ポスト2023年4月21日号